第42話 ずっと歌うから ページ43
歌い終わったジェジュンは、ぎゅっと強くわたしの手を握りこんでくる。
ジェジュンの歌声に心が癒され奥深くにまで届いて、溶けていきそうな感覚にボーっとなっていたわたしはハッと我に返った。
力の加わった手は痛いのだけどなぜだか心地いい痛み。
JJ「少しは伝わった？」
なんて答えていいのかわらず曖昧に笑うしか出来なかった。
どこまで本気かわからなけれど、ジェジュンがわたしを好きって言葉に嘘はないんだね。
だけど…
わたしはジェジュンを親友として「好き」になったとしても、それ以上にはならないよ。
「なんて、曲ですか？」
JJ「Forever Love、俺がAに贈る1曲目ね。これからもっともっと贈るから」
ちょっと照れながら言うジェジュン。
口元に手をあてながら笑う姿は、女の子よりかわいいんじゃないかと思う。
「すごく上手で、聴き惚れちゃいました。素敵な曲をありがとうございます」
JJ「それって俺の声に惚れたってこと？俺自身じゃないの？」
「えっと…それは…」
JJ「Aの顔がコロコロ変わってく。あはは、今は声だけでもいいし。徐々に俺を好きにさせてく〜。はっやく両想いになりたいね？」
そんなこと言われても…
また何も答えられないよ。
JJ「Aの為にずーーーっと歌うから」
瞳を覗き込まれ、「わかった？」と聞いてくる。
ちょっと！近いっ！
一気に顔が熱くなった。
「あっあのっ！近すぎるからっ、はっ離れて！」
JJ「A、恥ずかしがりすぎ。ね、それって俺のこと意識してるからじゃない？」
「そっそんなことっ…とりあえず離れて」
JJ「きっとそうだ。Aがまだ気づいてないだけなんだよ。よしよし、この調子だね」
嬉しそうにジェジュンは笑う。
どんどんジェジュンのペースに嵌められてる気がする。
このままだったら知らずうちに洗脳されて、ジェジュンを好きになってしまうかもしれない。
やっぱりジェジュンはすごく危険。
着かず離れず、「親友」という枠を超えさせないようにしないと。
この人は二次元の王子様。
遠くから眺めてるだけでいい人。
．
．
JJ「あ〜あ、もう着いちゃった」
マンションの裏口にあるエレベーターに乗って、最上階へ。
「きっとお腹空かして怒ってますね」
JJ「チャンミンが暴れてるかもね、あっは♪」
「そんなに？」
JJ「Aも一緒に作ってくれたら早く出来る。一緒に作って？」
「上手じゃないいから…」
JJ「決まり！キッチンで一緒に料理♪」
ジェジュンの目がキラキラ輝き出した。
ラッキーアイテム
革ベルト
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ゆめら(プロフ) - mairaさん» ありがとうございます＾＾検索して探してみますね。 (2013年6月10日 2時) (
レス) id: 6524072a34 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - じいま♪さん» ドキドキしてもらえて嬉しいです！155設定は、わたしが155だからなんですよｗ (2012年12月12日 2時) (レス) id: 58abb233f5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - かりんさん» 読んでいただいてありがとうございます！いっぱいｷｭﾝｷｭﾝしていただけるように頑張って更新しますねー♪ (2012年10月17日 22時) (レス) id: 522244257b (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - ﾉｼ☆さん＞貴重なご意見ありがとうございます。この第一章は、けっこう前に書いたので、今のところ直す予定がございません。すいません。 (2012年2月3日 19時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
ﾉｼ☆ - メールのとことかちゃんと漢字使ってほしいです。正直読みにくい← (2012年1月29日 22時) (携帯から) (レス) id: 49e1ba80b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめら
| 作者ホームページ：http://ameblo.jp/lovemax-yumera/
作成日時：2011年7月17日 1時
