第34話 甘い雰囲気 ページ35
やっとこれで解放されると思ったのに、ジェジュンがわたしの横にピタリと座ってきて驚いた。
そしてわたしの髪をいじり出す。
その手から逃れようとするとグイっと肩を抱かれ引き戻された。
JJ「Aの髪、きれい。昨日のもいいけど、今日のがもっといい」
腰まであるわたしの髪を大きな手で何度も優しく梳いてはわたしの名前を呼ぶ。
こんなことされたことなくて、どうしていいのかわからずわたしはカチコチに固まって、されるがまま。
その間ずっと俯いて顔が見えないようにしていた。
JJ「他の男に触らせないでね」
「さっ触る人なんていないです」
JJ「じぇーたいだよ？」
耳元で言われ、ビクっと身体を震わせた。
髪を梳いていた手が止まり、一房掴んで口付けてくる。
「ちょっ！」
神経なんてないのに髪の毛1本1本が意思を持っているかのような錯覚に陥り、ジェジュンの口唇を感じてしまう。
JJ「すっごい、いい匂い」
「シャ…シャンプーの匂い…」
JJ「俺も同じの使う！今度どのシャンプーか教えて？」
「…は…い…」
この甘ったるい恋人同士のような雰囲気に慣れなくて、膝に置いた両拳を強く握って早くこの時間が過ぎてしまえばいいと思った。
ジェジュンのペースにはまって、自分がおかしくなってしまいそうで怖い。
だってこんなにもドキドキと胸が高鳴って、心臓が壊れてしまいそうなんだもん。
こんなふうにされたら、また「人」を好きになって……
絶対にならない！
なっちゃダメだから！！！
きっと今までされた事ないことされて、心臓がビックリしすぎて勘違いしてるんだよ。
わたしとジェジュンは親友。
そう親友だから、好きになっちゃいけない。
まして恋人なんかになんかならない。
どんなに甘い言葉や態度でも、このドキドキは二次元の世界を妄想する時と同じなんだから。
そう自分に何度も言い聞かす。
．
JJ「携帯は？」
「持って来てないです」
JJ「約束守る気なかった？」
「ちがっ、コンビニ行くだけだけだからと思って」
連絡されても困るし、連絡する気もなかったなんて言ったら今度は何されるかわからない。
だからほんとの事は言わない。
JJ「約束は有効だから、明日からちゃんとしてねっ！破ったときは、覚悟して！」
覚悟って何の覚悟っ。
聞き返すのも怖くて頷く。
JJ「じぇったいだからねっ！」
念を押されて、今度は何度も頷いた。
JJ「俺は本気でAが好きだから、早くわかって」
それは頷けなくて曖昧に笑うしかなかった。
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革ベルト
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ゆめら(プロフ) - mairaさん» ありがとうございます＾＾検索して探してみますね。 (2013年6月10日 2時) (
レス) id: 6524072a34 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - じいま♪さん» ドキドキしてもらえて嬉しいです！155設定は、わたしが155だからなんですよｗ (2012年12月12日 2時) (レス) id: 58abb233f5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - かりんさん» 読んでいただいてありがとうございます！いっぱいｷｭﾝｷｭﾝしていただけるように頑張って更新しますねー♪ (2012年10月17日 22時) (レス) id: 522244257b (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - ﾉｼ☆さん＞貴重なご意見ありがとうございます。この第一章は、けっこう前に書いたので、今のところ直す予定がございません。すいません。 (2012年2月3日 19時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
ﾉｼ☆ - メールのとことかちゃんと漢字使ってほしいです。正直読みにくい← (2012年1月29日 22時) (携帯から) (レス) id: 49e1ba80b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめら
| 作者ホームページ：http://ameblo.jp/lovemax-yumera/
作成日時：2011年7月17日 1時
