＊60 ポンポン ページ10
CM「Aっ！」
目が釣り上がって怖いほど低い声で名前を呼ばれ、慌てて口を塞いで声を止めて目を伏せる。
ただのいちファンに成り下がったわたしを見て、ユノさんはうんうんと頷いていた。
だって･･･
やっぱり二人揃うとオーラが半端なくて、ドキドキも尋常じゃないよ。
ファンを通り越してチャンミンには恋しちゃったけど、ユノさんは大好きなアーティストっていうフィルターがかかっててただのミーハーファンになっちゃう。
昨日はチャンミンの彼女になった直後だったこともあってそのことに嬉しさいっぱいで舞い上がって普通に対応出来てたけど、今日は無理だったみたい。
CM「だから、イヤだったんです！ヒョン、出てけっ」
YN「まだ挨拶してないっって」
CM「いいから出てけっ！」
グイグイとユノさんの身体を押すチャンミン。
YN「痛いって。Aちゃんもチャンミンになんか言ってよ」
わたしに助けを求めるユノさんの声にきゅんとして、顔がデレっとしてしまう。
「チャンミンのヒョンでしょ？挨拶ぐらいしても･･･」
CM「そんな嬉しそうな顔して言うなっ！」
あっ･･･バレてる･･･
CM「ヒョンもAちゃんとか慣れなれしく呼ぶなっ。こうみえてAは、僕たちより年上っ！！！」
YN「えっ？うそ？同じか少し下かと思った」
すいませんね･･･
背も低い上に童顔で！
「29才なんですよね」
いくら見えないと言われても、やっぱり自分の年齢を言うのは抵抗がある。
だって、お肌は正直でピチピチしてないでしょ。
YN「じゃあ、Aさん♪」
力でチャンミンを押しのけてわたしの前に立ったユノさんを見上げた。
CM「ヒョンっ！」
YN「あははっ」
笑いながらユノさんは、わたしの頭を上から何度かポンポンと撫でる。
「えーーーっ！」
ユノさんがわたしをポンポンしたぁーーー！！！
YN「ほんとに、ちっさい」
そして、うーんって唸ってからすごく嬉しそうに、
YN「わかった！マンドゥンイだっ。ね、チャンミン似てるよね？」
ニコニコ笑うユノさんに相反して、ムスッと怖い顔のチャンミン。
CM「触ったなっ！」
YN「違う、ポンポンしただけだって」
CM「うるさいっ！それを触ったって言うんだっ」
今度はチャンミンがユノさんを押しのけ、わたしからユノさんが見えないように抱きしめた。
CM「いまから、二人の時間っ！もう、出てけっ」
チャンミンはシッシと手で追い払って、扉を指差す。
YN「ヒョンとの時間は？」
CM「ねぇーよ！」
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1232人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆめら(プロフ) - KTさん» はーい！ゆっくりですが更新していきますねー (2017年3月17日 21時) (
レス) id: 5d9e5ffd54 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます！ (2017年3月17日 21時) (レス) id: 5d9e5ffd54 (このIDを非表示/違反報告)
KT(プロフ) - 更新 うれしいです！ (2017年3月12日 9時) (レス) id: b0be9a4057 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - ゆめらさんの描かれるチャンミンすごく魅了的で素敵です。これからも楽しみに更新お待ちしてま-す(^O^) (2016年2月12日 8時) (レス) id: cc79719a24 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - ららさん» ありがとうございます！ (2015年10月21日 23時) (レス) id: ef19f34a46 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆめら
| 作者ホームページ：https://twitter.com/yumera
作成日時：2012年4月30日 21時
