＊74 真似-CM ページ24
作り愛嬌が崩れ去った僕は、ギロッとヒョンを睨みつけながら詰め寄る。
CM「早く言えっ」
YN「怖いからそんな大きな目で見つめるなよぉ〜」
CM「見つめる？そんな甘い目を僕はしてませんけど？」
さらに威圧感を醸し出し、ヒョンを睨む。
ヒョンは「はぁ〜、昔のかわいいチャンミンにもう一度会いたい」なんてふざけたセリフをため息とともに小声で吐いた。
YN「にゃんこにポッポするチャンミン」
デビューした時のあのPVの僕まで遡ってるのかっ！
CM「夢の中で会いますか？」
グッと握った拳をヒョンに見せつける。
YN「やぁー、ﾁｬﾝﾐﾅｧ〜。もう言うから実力行使はやめろって！」
CM「さっさと言えばいいんです。まぁ、想像はつきますけどね。日本の仕事が入ったんでしょ？」
YN「さっすが、チャンミンわかってるね。僕たちやっぱり相思相愛〜♪」
CM「ｵｴｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰっ！！！」
口を押さえてわざと吐く真似をした。
YN「ひどい！ひどいよ、チャンミンっ！」
大きな体のゴツイ男が子供のように泣き真似ですか…
ぜんっぜん、かわいくないです！
いつまでも泣き真似するヒョンを無視して、僕は窓の外を見る。
そうしなきゃ、Aに会える喜びでニヤけすぎてだらしない顔をヒョンに晒して、また面倒なコントをしなきゃならなくなるから。
宿舎に帰ったら、すぐにシャワーして、夕飯を食べて、それから部屋からAに電話をしよう。
浮かぶ自分の今からの行動に、さっきよりもさらにテンションが上がる。
早く声が聴きたい。
会いたい。
抱きしめたい。
キスしたい。
そして、
CM「ﾃﾞｭﾌﾌ･･･ｸﾞﾌｯｸﾞﾌｯ…」
頭の中に広がる想像のせいで、自分でも気持ち悪いと思うくらいの笑いが出てしまう。
僕とAが、
ベットの中でモニョモニョ……
CM「ﾌﾌﾌ…ｱﾊﾊ…ﾃﾞｭﾌﾂ…」
ヒョンがいることをすっかり忘れた僕は、笑いと妄想が止まらなくなっていた。
YN「チャンミン、僕をいつ止めてくれるの？」
CM「ﾊｯ？！まだそんなくっさい演技してたんですかっ！」
YN「チャンミンが止めるまで」
CM「なんで僕がっ」
YN「僕はチャンミンの気持ち悪い笑い止めてあげたのに！Aちゃんとやぁ〜らしい事してる想像してただろ。名探偵ユノだからわかる！」
いつもより200％増しぐらいのどや顔で言われ、ムカっとした僕は笑顔でヒョンの鳩尾にグリグリと拳を突っ込んだ。
ラッキーアイテム
革ベルト
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ゆめら(プロフ) - KTさん» はーい！ゆっくりですが更新していきますねー (2017年3月17日 21時) (
レス) id: 5d9e5ffd54 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます！ (2017年3月17日 21時) (レス) id: 5d9e5ffd54 (このIDを非表示/違反報告)
KT(プロフ) - 更新 うれしいです！ (2017年3月12日 9時) (レス) id: b0be9a4057 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - ゆめらさんの描かれるチャンミンすごく魅了的で素敵です。これからも楽しみに更新お待ちしてま-す(^O^) (2016年2月12日 8時) (レス) id: cc79719a24 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - ららさん» ありがとうございます！ (2015年10月21日 23時) (レス) id: ef19f34a46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめら
| 作者ホームページ：https://twitter.com/yumera
作成日時：2012年4月30日 21時
