＊62 弄ばれる耳 ページ12
CM「A、かわいい」
耳を甘噛みされながら軽く息を吹きかけられ、囁かれる言葉。
「やぁ…」
嬉しいけど恥ずかしくて、皮膚の下からどんどん熱くなってほわほわした感覚がわたしを襲う。
ねっとりと耳を舌先で舐め回される。
その合間に、ぴちゃぴちゃと響く唾液の音がわたしの脳を甘く痺れさせ、立っていられなくなりそうになった。
「ﾁｬ…ﾝ…ﾐﾝ…」
CM「ん？」
耳たぶを咥えながら返事される。
その曖昧な刺激さえもわたしの身体はビクビクと震えてしまう。
「もぅ…いいでしょ？」
これ以上されたら……
CM「まだ、終わらない」
片方の耳を口に咥えながら、もう片方の耳にチャンミンの長い指が伸びてくる。
「だって…」
CM「なに？」
指先がわたしの耳の周りを撫で回していく。
CM「その先は言わなくてもわかる」
からかうように目が笑う。
CM「欲しくなる？」
急に熱っぽい瞳でわたしを覗き込んで来るから、心臓が破裂しそうなほどバクバクとし出す。
なんて答えていいのかわからず、尋常じゃない頬の熱さを感じていた。
CM「でも、まだしない」
スーッとわたしから離れて、
CM「期待した？」
片方の口角を上げ、ニヤリと笑う。
「なっなんの事かわかんないっ」
CM「わかってるから、顔が真っ赤なんだろ？」
クスクスとチャンミンが笑うから、すごく恥ずかしくて自分の顔を両手で隠した。
CM「続きは、今度」
抱き寄せられ、顎をクイっと持ち上げられる。
わたしを見つめるその眼差しは、温かくてそれでいて愛しいものを見るような瞳。
CM「相当我慢してる」
チャンミンは口の端だけで笑った。
CM「大切にしたいから、我慢我慢」
自分に言い聞かせるように言いながら、近づくチャンミンの口唇。
CM「でも、キスはしたい。いいだろ？」
わたしが頷く前に重なる口唇。
優しく重ねられたけど、すぐに押し入ってくる熱い舌は口内を貪る様に吸い上げ舐め回す。
「んっ…ん…」
漏れ出す甘い吐息。
チャンミンの手がわたしの後頭部に回り押さえつけられると、さらに深く口唇が重なり吐息さえも漏らせないないほどになった。
甘くて麻薬のようなキスは、息もうまく出来なくてすごく苦しいのにやめて欲しくない。
チャンミンに抱きつくというより、しがみつきながらキスに溺れて夢中になってく。
もう抜け出せないほど恋して、愛してる。
愛しすぎる、
この人のすべてになりたいと思った。
ラッキーアイテム
革ベルト
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ゆめら(プロフ) - KTさん» はーい！ゆっくりですが更新していきますねー (2017年3月17日 21時) (
レス) id: 5d9e5ffd54 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます！ (2017年3月17日 21時) (レス) id: 5d9e5ffd54 (このIDを非表示/違反報告)
KT(プロフ) - 更新 うれしいです！ (2017年3月12日 9時) (レス) id: b0be9a4057 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - ゆめらさんの描かれるチャンミンすごく魅了的で素敵です。これからも楽しみに更新お待ちしてま-す(^O^) (2016年2月12日 8時) (レス) id: cc79719a24 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - ららさん» ありがとうございます！ (2015年10月21日 23時) (レス) id: ef19f34a46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめら
| 作者ホームページ：https://twitter.com/yumera
作成日時：2012年4月30日 21時
