＊51 締りがない ページ1
恥ずかしすぎるっ。
またもや口からラーメンが出てるのをチャンミンに指摘されて、慌てて口を覆ったら、その手の上にチャンミンの手が重なった。
チラッとチャンミンを見ると優しい眼差しでわたしを見ていた。
CM「僕が拭いてあげるから」
「？？？」
拭くって？
キョトンとしていたらわたしの手を口からどけ、飛び出ていたラーメンをチャンミンが手の甲で拭った。
「･･･あっ･･･やだ･･･」
子供みたいに年下の男の子に口を拭ってもらうなんて、しかもチャンミンにだよ！
恥ずかしすぎてチャンミンの顔が見れない。
CM「やだじゃないです。ありがとうは？」
「･･･うぅ･･･ありがとう」
CM「Aは口に詰め込み過ぎっ」
「うぅ･･･うぅ･･･」
その通りですぎて弁解しようにも唸り声しか出てこない。
自分でもわかってるけど、どうしてもそのクセが直らないのっ。
「チャンミンみたいに、口が大きくなりたい」
CM「そういう問題じゃない。口が大きかったら大きかったでそれ以上に詰め込む気がする」
「あ･･･そんな気がする」
CM「食いしん坊だからですよ」
「おっしゃる通りです･･･」
シュンとして肩を落とすと、チャンミンがクスクス笑い出した。
CM「そういうトコがいいんですけどね」
眉を八の字に下げ照れくさそうにするチャンミンにキュンキュンして、見惚れてしまう。
かわいいなぁ。
こういう表情を独り占め出来るなんて、夢みたい。
散々、夢じゃないって確認したけど･･･
自分の頬をムニムニ引っ張って、また確認。
「いたい･･･」
だから、やっぱり夢じゃない。
CM「A、なにしてるか？」
不思議な物体を見るような目で見られて、慌てて頬から手を離す。
「あああ、なんでもないからっ！気にしないで下さい。あははー」
お箸を握って、ラーメンを啜って誤魔化した。
CM「詰め込み禁止ですからねっ！」
「あぃ･･･」
ゆっくり少しづつ食べるように心がけ、なんとかこの後は口からラーメンがはみ出る事はなかった。ほっ。
CM「さて、少しお散歩しましょうか」
すべてキレイに完食したわたしたちは、大将にたくさんのお礼を言って、お店を出た。
夜道を二人で並んで歩く。
見上げるほど背の高いチャンミン。
横顔が美しくて釘付けになってると、少し段差のあるところでわたしは躓いてしまった。
「あっ！」
すぐにチャンミンに抱き止められる。
ラッキーアイテム
革ベルト
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ゆめら(プロフ) - KTさん» はーい！ゆっくりですが更新していきますねー (2017年3月17日 21時) (
レス) id: 5d9e5ffd54 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます！ (2017年3月17日 21時) (レス) id: 5d9e5ffd54 (このIDを非表示/違反報告)
KT(プロフ) - 更新 うれしいです！ (2017年3月12日 9時) (レス) id: b0be9a4057 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - ゆめらさんの描かれるチャンミンすごく魅了的で素敵です。これからも楽しみに更新お待ちしてま-す(^O^) (2016年2月12日 8時) (レス) id: cc79719a24 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - ららさん» ありがとうございます！ (2015年10月21日 23時) (レス) id: ef19f34a46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめら
| 作者ホームページ：https://twitter.com/yumera
作成日時：2012年4月30日 21時
