＊90 抱きつく ページ40
チャンミンの部屋で正座するわたし。
その前を何度もウロウロとチャンミンは往復するんだけど、何も言わずただむっとした顔してるだけ。
怒るなら怒って欲しいけど、怒る顔を想像したら恐ろしくてぶるっと身体が震えてしまう。
でも、この状況のままいるのも居た堪れなくてツライ。
だから思いっきって口を開いた。
「チャンミンっ･･･」
下から上目遣いで見上げると、チャンミンは一瞥しただけでプイッと顔を逸らしてしまう。
だめだ、心が折れそう……
でも、再度トライ！
すくっと立ち上がって、チャンミンの腕を掴んでわたしの方に向かせるとばちっと視線が合った。
おっきな目がじっとわたしを見据えてくる。
うぅっ。
委縮して一瞬怯んでしまったけど、負けじとわたしもチャンミンを見返した。
「ごめんなさい」
CM「何に？」
「ハグ･･･ユノさんとハグしたこと」
CM「別にAからしたわけじゃないのに謝るのおかしくない？それにほんとに悪いって思ってないだろ。デレデレして嬉しそうだったし？」
「は？デレデレなんかしてない！いきなりハグされてすごく焦った。ほっぺにユノパイが密着して興奮……あっ、興奮ってそういう変な意味じゃないよ？」
CM「ふ〜ん。興奮したんだ。ヒョンの胸は僕の胸より気持ちよかったか？おぉん？」
「やっ、だから違うってばっ！噂のユノパイだったからーーー、ちょっと生で体験して舞い上っちゃっただけで！」
CM「はぁ〜A、どんどん僕を怒らせてるって自覚ない？」
自分でも弁明するほどにヤバイって思って焦ってるけど、口から出てくるのは余計に火を注ぐようなことばっかりで。
年上なのにちゃんと言い訳も出来なくて、ダメするぎる自分にしょんぼりだよ。
でもこれだけはちゃんと言わなくちゃ。
「チャンミン以外の男の人には興味ないよ。ごめんなさい」
ガバっとチャンミンに抱き付いてぎゅうっと抱きしめる。
「わたし、チャンミンの胸が好きだから興奮するしっ」
すりすり頬を擦り付けた。
CM「A……」
「あ、」
勢いに任せてこんな子供みたいな甘えたようなことしてしまって、恥ずかしくてパッとチャンミンから離れる。
CM「あーーー、離れるなっ！」
「だって……恥ずかしくてっ」
CM「ほら、おいで？」
「まだ怒ってる？」
CM「当たり前。続きは僕の腕の中で聞かせてもらうから、ほら早く」
顔は笑いながらも目はまだ笑ってない。
でもここで「NO」なんて絶対言える立場じゃないから、コクンと一つ頷いてからチャンミンに抱き付いた。
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1232人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆめら(プロフ) - KTさん» はーい！ゆっくりですが更新していきますねー (2017年3月17日 21時) (
レス) id: 5d9e5ffd54 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます！ (2017年3月17日 21時) (レス) id: 5d9e5ffd54 (このIDを非表示/違反報告)
KT(プロフ) - 更新 うれしいです！ (2017年3月12日 9時) (レス) id: b0be9a4057 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - ゆめらさんの描かれるチャンミンすごく魅了的で素敵です。これからも楽しみに更新お待ちしてま-す(^O^) (2016年2月12日 8時) (レス) id: cc79719a24 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - ららさん» ありがとうございます！ (2015年10月21日 23時) (レス) id: ef19f34a46 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆめら
| 作者ホームページ：https://twitter.com/yumera
作成日時：2012年4月30日 21時
