＊45 わたしと翔太 ページ45
翔太はわたしを決して「お姉ちゃん」と呼ばない。
別に呼ばなくてもいいんだけどさ･･･
翔太は知らないかもしれないけど、ほんとはわたしたちに血のつながりのない。
わたしが8歳の時にお父さんが突然、翔太を連れて来た。
翔太はお父さんの無二の親友の子供。
お父さんの親友と奥さんが、交通事故に遭い亡くなって、翔太を引き取る人がいなかったから、あの日から翔太はうちの子になった。
お父さんに抱かれ、ニコニコ笑う翔太をわたしはほんとにかわいいと思った。
こんなかわいい弟が出来たことが嬉しくて、学校に行ってもソワソワして、放課後の友達からの誘いも断り、走って家に帰った。
ほんとに夢中で翔太をかわいがってたな。
だからなのか、翔太は姉離れ出来てないのだと思う。
せっかくかっこいいのに、おねえちゃんばっかかまってちゃいけないよ。
翔太は、チャンミンと同じくらい背が高くて、顔なんてジャニ系のかわいい顔してて、なのに、日ごろから鍛えてるからけっこう筋肉がついてて、腹筋が割れてる。
翔太曰く「Aはちっせーから、俺が守んないとなっ」
この言葉、弟に言われてなきゃドキドキしちゃうんだけど。
見上げると翔太のムスっとした顔。
あの頃のかわいかったわたしの天使は、もういないのね(涙)
翔太「Aの男、紹介してよ」
「･･･あ、あのね･･･」
翔太「俺に隠せるとでも思ってんの？」
おねえちゃんに対してその凄み何っ。
わたしの威厳ってまったくないわけね。
「･･･はぁ〜」
翔太「なに、そのため息」
「オトコなんていません！ってため息っ」
翔太「ふ〜ん。いずれわかるからいいけどなっ。いつも言ってるけど、俺が認めないオトコとは、絶対付き合うなよ」
「耳にタコが出来るほど、聞いたわ」
翔太「それぐらいAに言わないと覚えないからだろ」
「なに、それ。おねえちゃんをバカにしてー。それにわたしも毎回言ってるけど、翔太に認めてもらおうなんて思ってない」
翔太「はいはい。Aの見る目がないからだろ。前に付き合ってたオトコなんて、結局浮気してたじゃねーか」
グサリと刺さった言葉。
最後に付き合ったのはかなり前だけど、さすがに浮気されてたことは、今思い出しても、あの時傷ついた自分が蘇って悲しくなってくる。
翔太「な？そういう顔させたくないから、俺がちゃんと見極めてやるよ」
ラッキーアイテム
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ゆめら(プロフ) - ひかり♪さん» やめられませんねっ！ (2012年5月2日 13時) (
レス) id: c99803d11c (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - chizuさん» ひっそり片隅で妄想中です。なので、人気があるとかちょっと驚いてしまいます。わたしの中では、chizuさん大人気ですよ！もう何度読み返したかわかりません。ｽﾄｰｶｰのようにｗ (lllﾟДﾟ)ﾋｲｨｨｨ!! (2012年5月2日 13時) (レス) id: c99803d11c (このIDを非表示/違反報告)
chizu(プロフ) - あまりたくさん小説を読んでないので…すっごい人気のある方でビックリしました(☆∀☆)今まで気付かなかったあたしイヤン…。じっくり読ませていただきます♪ヽ(´▽｀)/ (2012年5月2日 2時) (レス) id: 323c550303 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - chizuさん» うわぁー、まさか見つけていただけるとは思いませんでした。すごく恥ずかしいです(*ﾉｪﾉ) 文章苦手で･･･サラッと読み飛ばして下さい。 (2012年5月2日 2時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - 彼らのおかげで、同じ想いの人と触れ合えて嬉しいです。いつもコメ、ありがとうございます<(_ _)> (2012年5月2日 2時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめら
| 作者ホームページ：http://ameblo.jp/lovemax-yumera/
作成日時：2011年11月28日 1時
