＊39 お姫様抱っこ ページ39
慌てて、なんとかしようと足をバタバタさせた。
CM「重くないです。大人してないと落としますよ？」
軽く睨まれる。
「･･･ごめんなさい」
CM「ほら、僕の首に腕を回して」
言われた通り腕を回す。
人生で、お姫様抱っこしてもらえる日が来るなんて思ってもみなかった。
しかも、チャンミンに。
心臓が暴れ出して、もう止まらない。
CM「よく出来ました」
ニコッと笑って、ゆっくりと歩くチャンミン。
その笑顔が素敵で、見惚れてしまう。
なんだかとても不思議。
何年も恋したい病だったわたしの心を一瞬で攫っていった人は、芸能人でしかも韓国人のアイドルだった。
好きで好きでどうしよもなくって、こんな恋心は今まで経験した事がなかった。
最初は自分がおかしいのかとさえ思って悩んだ時もあったけど、好きな気持ちは消せないし消したくなかった。
出会えた事は、奇跡。
一生片想いを決意したのに、今わたしはその男性にお姫様抱っこされてる。
しかも、わたしを好きだって言ってくれた。
こんな王子様みたいな人が、自分を好きになってくれるなんて奇跡の中の奇跡としか言いようがない。
もっとチャンミンを知りたい。
もっと好きになりたい。
あまりにもわたしがチャンミンを見つめてたから、
CM「ん？どうしました？」
「･･･チャンミンがかっこいいから、見てた」
CM「そんなの知ってます」
そう言いながらもチャンミンは、少し照れている。
そんな顔はかわいすぎて反則です。
「･･･どうしよう。ドキドキして心臓が止まりそうだよ」
CM「僕だけに･･･たくさんドキドキして欲しいです」
チャンミン以外にわたしをこんなにドキドキさせる人なんていないのに。
チャンミンが立ち止まる。
そして、そっとわたしをベットに降ろした。
立ったままチャンミンはわたしを優しい瞳で見つめる。
CM「一緒に寝ましょう。朝までAを抱き締めていいですか？」
「ぅん」
チャンミンはゆっくりベットに上がって来て、わたしの隣のゴロンと横になる。
チラッと横目で、見るとチャンミンの端整な顔。
CM「抱き締めていいですか？」
「は、はいｯ」
ふふっと笑ってチャンミンはわたしを優しく抱き締める。
チャンミンの温もりと香りをいっぱい感じていたら、いつの間にかわたしの目蓋は重くなって眠ってしまっていた。
＊40 寝ているあなた-CM→←＊38 ドキドキが止まらない日
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ゆめら(プロフ) - ひかり♪さん» やめられませんねっ！ (2012年5月2日 13時) (
レス) id: c99803d11c (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - chizuさん» ひっそり片隅で妄想中です。なので、人気があるとかちょっと驚いてしまいます。わたしの中では、chizuさん大人気ですよ！もう何度読み返したかわかりません。ｽﾄｰｶｰのようにｗ (lllﾟДﾟ)ﾋｲｨｨｨ!! (2012年5月2日 13時) (レス) id: c99803d11c (このIDを非表示/違反報告)
chizu(プロフ) - あまりたくさん小説を読んでないので…すっごい人気のある方でビックリしました(☆∀☆)今まで気付かなかったあたしイヤン…。じっくり読ませていただきます♪ヽ(´▽｀)/ (2012年5月2日 2時) (レス) id: 323c550303 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - chizuさん» うわぁー、まさか見つけていただけるとは思いませんでした。すごく恥ずかしいです(*ﾉｪﾉ) 文章苦手で･･･サラッと読み飛ばして下さい。 (2012年5月2日 2時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - 彼らのおかげで、同じ想いの人と触れ合えて嬉しいです。いつもコメ、ありがとうございます<(_ _)> (2012年5月2日 2時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめら
| 作者ホームページ：http://ameblo.jp/lovemax-yumera/
作成日時：2011年11月28日 1時
