＊13 マンドゥンイの瞳-CM ページ13
「今日は、どうもありがとうございました」
深くおじぎをして御礼を言うAさん。
地面に頭が着きそうですよ(笑)
CM「こちらこそ、楽しかったです。僕、帰りますから、ちゃんと戸締りして寝て下さい」
「はい・・・、さよなら」
悲しい顔して、別れの挨拶なんてしないで下さい。
別にここでお別れするだけで、またあのラーメン屋さんで一緒に食べてくれるんでしょ？
僕は思わず、Aさんの頭に手を置き、愛犬にするようにナデナデしていた。
ポカーンとするAさんに、
CM「イイコで待ってて下さいね、マンドゥンイ」
「・・・・・・はい」
CM「早く部屋に行って下さい。それ見たら帰ります」
真っ赤な顔したAさんは、大きく頷いて、何度も僕を振り返りながらエントランスに入っていった。
Aさんに教えてもらった通り、一本道を抜けるとタクシーが拾えた。
僕よりも6つも上なのに、子供みたいな人。
クリクリした目でジッと見られるとマンドゥンイを思い出した。
その目はマンドゥンイにそっくりで、マンドゥンイがそこにいるみたいな感覚になって、愛しく感じた。
決して女性として愛しいって思ったわけじゃない。
だって、Aさんは僕のタイプじゃないから。
僕の好みはキレイで知的で清楚で、スタイルがいい人。
Aさんは、何ひとつ当てはまらない。
ラーメンを口の端から出してるし、水はこぼしながら飲むし・・・・・
思い出すと笑えてくる。
なのに、
さっき触れた手のひらが、Aさんの感触を想起して熱を持って、心がざわざわ蠢き出して、自分ではよくわからない感情が沸いて来る。
好きな人なんて、軽々しく言うから。
どんだけ同じ言葉をファンの子から言われてるか知ってますか？
あなたもファンの一人でしょ。
・・・・・僕は友達にって言ってしまった。
たぶん、仕事で何日も会えないよって言った時の愛犬マンドゥンイの悲しそうな目とダブったから、ついつい口にしてしまったんだと思う。
手のひらを見つめると、なんだかすごく切なくなってきた。
日本のマンドゥンイも寂しいって思ってるような気がして。
ギュッと手のひらを握り締めて、呟いた。
「マンドゥンイ・・・すぐ会いに行くからね」
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ゆめら(プロフ) - ひかり♪さん» やめられませんねっ！ (2012年5月2日 13時) (
レス) id: c99803d11c (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - chizuさん» ひっそり片隅で妄想中です。なので、人気があるとかちょっと驚いてしまいます。わたしの中では、chizuさん大人気ですよ！もう何度読み返したかわかりません。ｽﾄｰｶｰのようにｗ (lllﾟДﾟ)ﾋｲｨｨｨ!! (2012年5月2日 13時) (レス) id: c99803d11c (このIDを非表示/違反報告)
chizu(プロフ) - あまりたくさん小説を読んでないので…すっごい人気のある方でビックリしました(☆∀☆)今まで気付かなかったあたしイヤン…。じっくり読ませていただきます♪ヽ(´▽｀)/ (2012年5月2日 2時) (レス) id: 323c550303 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - chizuさん» うわぁー、まさか見つけていただけるとは思いませんでした。すごく恥ずかしいです(*ﾉｪﾉ) 文章苦手で･･･サラッと読み飛ばして下さい。 (2012年5月2日 2時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - 彼らのおかげで、同じ想いの人と触れ合えて嬉しいです。いつもコメ、ありがとうございます<(_ _)> (2012年5月2日 2時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめら
| 作者ホームページ：http://ameblo.jp/lovemax-yumera/
作成日時：2011年11月28日 1時
