検索窓
今日:3 hit、昨日:4 hit、合計:18,142 hit

6話 ページ37

爆発地点にたどり着く。
そこではレックイーンが人間の姿で手からビームを発射し建物を壊していた。

エボルトはいない。
レックイーンは私達に気づくと切れ長の目でこちらを睨んでくる。


「なぜエボルトと一緒じゃないんだ?」


また何か企んでたりするのだろうか。
そう思っている私達にレックイーンはニタリと笑って答えてくれた。


「アタシはニーサンと違って、この星に未練なんてこれっぽっちも無いわけ。さっさと壊してやりたいんだよ」


身振り手振りで伝えてくるレックイーン。
エボルトの家系は主張が激しい奴しかいないみたいだ。


『だったら私達が止めてみせる!』


私と内海さんは即座にエボルドライバーを身につけて変身した。
そしてレックイーンに向かっていく。

レックイーンは怪物の姿に体を変えると、素手で私達の攻撃を受け止めようとした。
だが、その手は跳ね返されてレックイーンは後退った。


「ふっ……なるほど、人間用でもエボルドライバーは見くびっちゃいけなかったか」


悔しそうに笑って今度は向こうから私達に向かってきた。
私が真正面からその拳を止めて、内海さんが出来た隙に付け入るようにネビュラスチームガンを撃ち込んだ。

それは見事にヒットして、私達は畳み掛けるべく次々と攻撃を放つ。
初めてのタッグだったが、息ぴったり…というか内海さんが合わせてくれていて連携技も綺麗に決まった。

私が蹴りを入れて、内海さんがレックイーンのお腹を殴り、怯まず殴ろうとしてくるレックイーンに武器を使ってぶった斬る。


レックイーンはいくつかの攻撃は凌いだが、何度も飛んでくる攻撃に耐えられなくなって地面を転がり倒れた。
このままなら勝てる…そう思った時、レックイーンとの間にドスン!とエボルトが降りてきた。


「妹をこんなに痛めつけて、覚悟は出来てるんだろうな?」


エボルトはいつの間にか完全体までに復活していて、私達を見据えたと思った途端に高速移動して私達を吹き飛ばした。
地面に倒れて、バチバチと放電するドライバーに痛めつけられる。


「A!!!」


突然龍我の声が聞こえて声がした方向に目を向けた。
龍我が白い箱を手に走ってきている。
後ろには一海も幻さんもいる。

龍我はその箱を私に向かって投げてきた。
私は驚きつつも立ち上がってそれをキャッチした。


「お前の強化アイテムだ!!」


一海がそう言いながら変身した。

私の強化アイテム……。

意を決してそれをドライバーに差した。

7話→←5話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (34 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
53人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Non | 作成日時:2020年8月8日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。