Change The World【6】 (ページ15)

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ビルドが創る明日-4- ページ15

戦兎Side

俺はフルボトルバスターを取り出して金色のラビットフルボトルと銀色のドラゴンフルボトルを入れた。
フルボトルバスターはジャストマッチと叫ぶ。

「そんな攻撃が通用すると思ってるのか！！」

エボルトは俺に負けるはずがないと勝利宣言のようにそんな言葉を口にした。
だけど俺は戦闘態勢のまま。

「思ってるさ」

エボルトは走ってくる。
俺はラビットの力で飛び上がってフルボトルバスターを振りかざした。

その攻撃は綺麗に入って、エボルトは体制を崩した。
追い打ちをかけるようにエボルトを切りつける。

「俺と万丈は、最高のコンビなんだよ！！」

最後の一振りでエボルトを一刀両断した。
エボルトの体からチリが舞い上がる。

エボルトはまだ俺を倒す気で向かってこようとする。
だが、それは青い電流が走ったことにより止められた。

「何…？なぜまた体が……」

「戦兎！バッキバキに目ェ覚めたぞ！」

「…万丈！貴様ァ！」

「さぁ、実験を始めようか」

俺は金のラビットフルボトル、銀のドラゴンフルボトルをビルドドライバーに差し込んだ。
数式が飛び回り、金と銀のチューブが俺を包む。

光り輝くベストマッチの姿になった。

「勝利の法則は決まった！」

必殺技を溜めて空に飛び上がると、エボルトも対抗するように必殺技を溜めた。
だがエボルトの必殺技は放たれず俺の攻撃に押された。

ラビットタンクに戻りながらもエボルトへの攻撃はやめない。

「これで最後だ！！！」

「この俺が滅びるだと！？そんなことがあって溜まるか！人間どもがァ！！！」

エボルトのエネルギーが放出されて宇宙に飛び散った。
爆発した地点から竜巻が巻き起こってその中に万丈の姿を捉える。

「万丈！！」

俺は必死に手を伸ばして万丈を掴もうとした。

２つの世界が融合しようと近づく。
パンドラタワーが壊れて、砂埃が上がった。

そしてぶつかり合い、真っ白な世界に包まれた。