ビルドが創る明日-3- ページ14
戦兎Side
ビルドドライバーを取り出して、俺は笑顔を作った。
「ヒーローが逃げるわけにはいかねぇからな」
もう一度ラビットラビットに変身して、走り出した。
「今助けてやるぞ万丈!!」
エボルトは容易く俺の攻撃を避けていく。
そして攻撃を食らってしまった。
「エボルト、確かにお前が俺を仮面ライダーにしたのかもしれない。でも、俺がこの力を正しいことに使ってこれたのは、かけがえのない仲間がいたからだ!」
俺は飛び上がってエボルトの顔面に一発食らわせた。
「みんなが、桐生戦兎を、仮面ライダービルドを創ってくれたんだ!愛と平和を胸に生きていける世界を創る!そのためにこの力を使う!」
「破壊こそ力だ!お前の正義など、俺が壊してやる!」
「どちらの力が本物か、俺が証明してみせる!」
少しずつ時空の切れ目が塞がれていくのを横目に、エボルトに立ち向かっていく。
攻撃を与え、与えられ、いつどちらがやられてもおかしくない状況に陥る。
俺はタンクタンクにビルドアップしてエボルトを攻撃した。
俺の体から、金色の光の塵が舞い上がっていくのが見える。
「どちらが先に消滅するか、勝負だ!!」
エボルトの体からも攻撃する度に赤黒い塵が飛び上がっていた。
俺はスパークリングフォームになって、エボルトに蹴りを入れた。
エボルトの肩の一部が消滅する。
ホークガトリンガーを取り出してその体に追い打ちをかけていった。
ホークガトリンガーを弾かれて、倒されるが今度はドリルクラッシャーで攻撃をする。
俺はエボルトに殴られて後退した。
だが、エボルトの手にあった鉤爪が弾け飛び消える。
俺はエボルトに再び吹き飛ばされてラビットタンクになった。
「遂に初期フォームか…答えは出たようだなぁ」
「…どうかな」
ラビットフルボトルが小刻みに震えて光を放つ。
そして金色のフルボトルへと進化を遂げた。
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作者名:Non | 作成日時:2022年5月7日 13時