悪魔のサイエンティスト-4- ページ40
戦兎は葛城の母親に会いに行こうと思うと言った。
そこにマスターはコーヒーを置こうとするが、戦兎は缶コーヒーをポケットから取り出す。
じゃあ美空に…とするが美空も缶コーヒーを手に持っていた。
話をしながら戦兎を見る龍我も缶コーヒーを持っている。
マスターはすごく悲しそうな顔をしながら、私にコーヒーを渡してきた。
苦笑いを浮かべて、コーヒーに口をつけた私は喉を詰まらせて咳き込んだ。
『まっずい！』
そう言った瞬間マスターは泣きそうな顔をしてお盆で顔を隠した。
この人のコーヒーが不味かったの忘れてた。
「今は北都に住んでるらしい。今すぐ行きたいんだけどつてないかな？」
戦兎は紗羽さんに目を向けると、紗羽さんは少し考え込んだ。
「密航船は無理だと思う、北都は取り締まりが厳しくて有名だから。可能性があるのはスカイロード」
「スカイロード？」
「スカイウォールにはいくつかの裂け目があって、そこを通って北都に行けるんだけどその中に政府にも知られていない場所があるの。そこがスカイロード」
『そうなんだ…』
「ただ闇ブローカーにかなりのお金を払わないといけなくて」
「金かぁ…」
戦兎はカウンターを覗いて泣いているマスターに目を向けた。
「えぇ！？俺にたかる気！？この歳でバイトしてる俺に？コーヒーも満足にいれられない…」
今度は紗羽さんを見て手のひらを見せた。
「私も無理！自分の生活費でカツカツだから…あぁ！来月ふみえの結婚式だわぁ」
これは無理かと龍我を見る戦兎。
「ねぇよ！」
『だよねぇ……戦兎、貸してあげる』
そう言ってあげると戦兎は目を輝かせて私の手を取った。
「A様…手のケアを」
『いりません』
手を離して、お金を下ろしてくると言ってnascitaを出た。
自分の手を見て、何も異変が起きていないかを確認する。
今のところ何もなさそう。
誰かが走ってきて、私の肩を叩いた。
『え？どちら様？』
「どちら様じゃねぇよ、俺だよ」
『え？龍我？何その格好』
龍我は女装してフリフリの多いワンピースに日傘を差していた。
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全然関係ない話になるんですけど…
石子と羽男見ましたか…？
まさかの赤楚さんがフリフリワンピで女装してましたよね！？
マジでびっくりしました…予言？
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Non(プロフ) - マナさん» どこの話でしょうか！訂正させていただきます！ (10月10日 19時) (
レス) id: 864d230482 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 名前が同じになるのですが… (10月10日 16時) (レス) id: db42e6ffe0 (このIDを非表示/違反報告)
Non(プロフ) - ビビさん» コメントありがとうございます！この番外編にあたる小説を読んでいただけると分かりますが万丈落ちとなっております。ご期待に添えられずすみません。でも楽しんでくださると嬉しいです！ (2022年3月30日 0時) (レス) id: 9662fff275 (このIDを非表示/違反報告)
ビビ - ビルドの本編ありがとうございます！！！私も絶賛ビルドロスなんです！応援してます！質問なんですけどオチとかありますか？個人的に戦兎推しなので戦兎オチだと嬉しいのですが……。厚かましくですみません…。 (2022年3月30日 0時) (レス) id: 23a9beafd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Non | 作成日時：2022年3月29日 3時
