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ベストマッチな奴ら-2- ページ4

刑務所の入口にある面会受付に行き、顔を見せた途端受付は呆れ顔を見せる。
それに負けじと挨拶をするとまたあなたですかと怒られた。


「何度も言っていますでしょう。万丈龍我は面会謝絶と」

『面会謝絶なんておかしいです。龍我は初犯ですし、こんな仕打ちされるような刑ではないはずです』

「理由をお伝えできるのは親族や婚約者だけですので、お引き取り下さい」

『…っ!失礼しました!』


意地になりながら挨拶をすると受付もムッとした顔で追い返してきた。


こういう時龍我の親族でいられたらと思う。

小さい頃、いつも私の後を付けてきて可愛かった龍我が人殺し?
そんなの有り得ない。

なんでそんなことをしたのか本人に話が聞きたいのに本人とも話せない。
しかも龍我の彼女である香澄さんとも連絡が取れない。

この事件の真相を何も探れないまま一年が経とうとしている。


『どうすれば龍我の無実を証明できるんだろう』


龍我のことについて聞き込みをした情報を書いている手帳を開く。

手に入れた情報は八百長をやったということのみ。
それが何のためだったのかも、よく分からない。

ここまで情報が不足していると、誰かが意図的に隠しているようにしか思えないのだ。

殺された相手も葛城巧という科学者だし、裏に何かあるような雰囲気がする。


でもそれ以上のことは分からない。


丸々一年を無駄にしている気がして気分が沈む。
いつまでもくよくよしてられないし、ちょっと桐生戦兎について調べにいつもの手でデータベースに乗り込もうかな。


適当なネットワークを見つけて研究所のデータベースに侵入する。
《桐生戦兎》と打ち込むと色々なデータが出てきた。

入ったばかりの研究員にここまで出てくるのって何かあるのかな。

もっと奥にあるデータを覗いた私の目に飛び込んできたのは。


銃声と共に私のパソコンが壊れて驚き短い悲鳴をあげた。


「誰かが見てはいけないデータを見たと情報が入ったが…ただの好奇心旺盛な人間だったか」


コウモリ…違う、化け物!


「これ以上詮索されても困る。こいつを実験台にしろ、ついでに危険になる記憶も消しておけ」


記憶を消す?
それってどういうこと?

そのことについて聞こうと口を開いた時、首の後ろに何か痛みを感じて記憶が途切れた。

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Non(プロフ) - マナさん» どこの話でしょうか!訂正させていただきます! (10月10日 19時) (レス) id: 864d230482 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 名前が同じになるのですが… (10月10日 16時) (レス) id: db42e6ffe0 (このIDを非表示/違反報告)
Non(プロフ) - ビビさん» コメントありがとうございます!この番外編にあたる小説を読んでいただけると分かりますが万丈落ちとなっております。ご期待に添えられずすみません。でも楽しんでくださると嬉しいです! (2022年3月30日 0時) (レス) id: 9662fff275 (このIDを非表示/違反報告)
ビビ - ビルドの本編ありがとうございます!!!私も絶賛ビルドロスなんです!応援してます!質問なんですけどオチとかありますか?個人的に戦兎推しなので戦兎オチだと嬉しいのですが……。厚かましくですみません…。 (2022年3月30日 0時) (レス) id: 23a9beafd0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Non | 作成日時:2022年3月29日 3時

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