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正義のボーダーライン-3- ページ14

美空寝る前の言葉にギョッとして戦兎を見る。


『今刻むとかなんとか言ってなかった?』

「気にすんな」

『あっそう…龍我もそろそろ慣れたら?』

「慣れるかあんなもん!」


戦兎は壁に埋め込まれた装置にフルボトルを差し込んで首を傾げた。
何してるんだろう。


「なぁ、前から気になってたんだけどそれなんだよ」

「そいつはな、ベストマッチだ」


戦兎の代わりにいつの間にかいたマスターが話しだした。


『ベストマッチ?』

「そうだ、もう一度言う。ベストマッチだ」

『いや、聞き取れてるよ?』

「何回言われてもわかんねぇし」


マスターは誤魔化すようにふっと笑ってボトルの方に向かっていく。


「ボトルには相性があるんだ。例えば、ラビットとタンク。この2本を入れると…」


手に取ったボトルを先程の装置に差し込むと装置が光った。


「相性がいい組み合わせが見つかればこうして光る」

『へぇーそれがベストマッチね』

「全組ベストマッチになったらとんでもねぇ事が起こるらしい。けど、これがなかなか揃わない」

「だから、こいつが必要なんだよ。これは元々ビルドの変身機能しかなかったものを俺が!ベストマッチを探せる検査機にもなるよう改良したんだ」


マスターはラビットフルボトルとタンクフルボトルをベルトに差した。
するとベストマッチ!と威勢のいい声がベルトから聞こえてくる。


『すごい…』


私のつぶやきに戦兎はニヤッと笑って何も喋らない龍我に目を向けた。


「どーよ!俺の?発・明・品!」


めちゃくちゃ驚いている私の隣で龍我が戦兎に詰め寄られる。
龍我は引き気味にベルトを奪い取った。


「まあ、俺なら一発で探せるけどなぁ」

「言ってくれんじゃねぇか筋肉ばーか。だったら探してもらおうか。これはガトリングボトルを使って開発した最強の武器。…なんとかガトリンガーだ」


名前…まだ決まってなかったんだ。


「けどベストマッチになるボトルがまだ…」

『そんな簡単に見つかるものじゃないんじゃない?』


フルボトルに目線を落として手に取り振って遊ぶ。
いい音が鳴るもんだなぁと思っていると横でベストマッチ!と聞こえてきた。


「うそぉ!?」

「ブラボー!」

『鷹ってさっきのか』

「どーよ!俺の、第・六・感!」


詰め寄ってくる龍我を無視して戦兎はガトリンガーの名前を考え始める。
龍我の第六感に嫉妬しているのかな?

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Non(プロフ) - マナさん» どこの話でしょうか!訂正させていただきます! (10月10日 19時) (レス) id: 864d230482 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 名前が同じになるのですが… (10月10日 16時) (レス) id: db42e6ffe0 (このIDを非表示/違反報告)
Non(プロフ) - ビビさん» コメントありがとうございます!この番外編にあたる小説を読んでいただけると分かりますが万丈落ちとなっております。ご期待に添えられずすみません。でも楽しんでくださると嬉しいです! (2022年3月30日 0時) (レス) id: 9662fff275 (このIDを非表示/違反報告)
ビビ - ビルドの本編ありがとうございます!!!私も絶賛ビルドロスなんです!応援してます!質問なんですけどオチとかありますか?個人的に戦兎推しなので戦兎オチだと嬉しいのですが……。厚かましくですみません…。 (2022年3月30日 0時) (レス) id: 23a9beafd0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Non | 作成日時:2022年3月29日 3時

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