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学校とは反対方向に歩き出すから気になって付いてきてみれば俺の墓だった。
何とも言えない。
でも俺の墓の前で手を合わせてくれる彼女をみると少し頰が緩んだ。
花束を置き、メモを置いた。
二つ折りで置いてあったから俺はすぐ見たくてついつい取ってしまった。
彼女は風で飛んでったと勘違いしてるっぽいから好都合。
心を弾ませながらメモを開く。
『ありがとう』
メモにはそう書かれていた。
気付いてんのかな。
俺は驚いた後ぷっと吹いた。
「どういたしまして」
聞こえるはずないのに、口に出た。
彼女はなぜかキョロキョロしている。
…まさか、ね。
再び歩き出した彼女に俺は後ろからついていった。
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夜桜音羽(プロフ) - 最後まで読ませていただきましたが、すごくいい作品でした! (2017年1月23日 7時) (レス) id: 0f8ba3cbbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くるぽん | 作者ホームページ:
作成日時:2017年1月21日 10時