見つめる先に (ページ7)

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あれから目黒君のことを見るという私の日課は、ますます出来なくなり目の保養がなくなった

逆に目黒君からの視線は感じるのだ、私もう君のこと見てないよぉ…仕返しなんてやめておくれ、反省してますから

何回か、やっぱり見たい！と思って(反省してない)視線を向けたことがあるけど、目が合ってしまって自爆する

『はぁ、新しいイケメン探すか？』

そういうことじゃない、うん、わかってる

自分の中のイマジナリーララがツッコミをする

深澤「おーい、A！タオル！」

『あ、すいません…どうぞ』

今は部活中だ、集中しなきゃ

渡辺「ぼーっとすんな、マネージャー」

私、バスケ部のマネしてます、彼らは部長の深澤先輩とただの部員の渡辺先輩です

ちなみに同中です。中学の頃から仲良くしてもらってて、高校も同じとここいよって誘われて今に至ります

深澤「最近ぼーっとしてんねぇ？なんかあった？」

『目の保養がなくなりました』

深澤「なんだそれ笑」

渡辺「A俺のタオルは？」

『新しいイケメン探そうかと考えてたところです』

深澤「よくわからんけど、イケメンならここにいるじゃん。2人も」

『………よく自分で言えますね、しかも真顔で」

渡辺「ねぇ、俺のタオルは！？」

『渡辺先輩うるさいですよ』

渡辺「お前今手に持ってんじゃん、早くよこせよ笑」

『あぁ、はいどうぞ』

渡辺「ほんとお前最近変だぞ、集中しろよー」

深澤「目の保養が無くなったなら俺らのこと見てれば？」

そう言ってそれぞれ練習に戻って行った

まぁ、確かに顔良いのよね、あの2人