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目黒side
俺はあんまり話す方じゃないけど、休み時間になるとみんなが俺の周りに集まってきてくれる
そのおかげで入学してから友達づくりに苦労はしなかった
「目黒君これ食べる?」
「昨日部活見てたよ!すっごいかっこよかった!」
「いや目黒だけかい!俺らは!?」
良く言えば賑やか、悪く言えば…うるさい
そんな毎日がたまに嫌になる
『と、ど…けっ!!』
そんな時前から声が聞こえて、みんなの話を流しながら見てみると
黒板を消してる雪崎さん、上の方が届かなくてジャンプしてた
『……っは!……よっ!……っしょ!』
目黒「っふ…ふふ笑」
「な!目黒、お前もおかしいと思うだろ?」
目黒「え?あ、あぁ、うん」
全然話聞いてなかったけど、タイミングが良かったらしい
「ねえ、目黒君きいてる?」
目黒「え、あー…ごめんちょっと寝不足でさ、寝ていい?」
そう言って机に伏せる
言えばわかってくれる人たちではあるから、みんな解散してくれる
寝不足なんて嘘だけど、さっきの雪崎さんのおかげでほっこりしたこの気持ちを、このまま残しておきたかったってだけ
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作者名:ぽむ | 作成日時:2022年12月4日 18時