第六十九話 部活帰り ページ23
愁side
稽古が終わり、手早く着替えを澄ませて部室にいる部員に対し挨拶をする。
愁「では、お先に失礼します」
万次「あれ？今日早くない？」
千一「どうせ高槻だろ？」
愁「…何故わかるんだい？」
千一「顔に出てる」
顔に出ている…？
今まで無表情で何を考えているか分からないとよく言われていたのだが…。
佐�鵝屬覆鵑斉８供９眥个筏△襪里�？」
愁「いえ、暫くは周りの目もあるので控えようと思います」
佐�鵝屬覆薺い鯢佞韻蹐茵�1年の女子、藤原に彼女ができて気に食わないって奴が高槻に何かするかもしれないから」
愁「…どういうことですか？」
本村「剣城さんや神薙さんが、藤原君の彼女に対する陰口を耳にしたそうで…。高槻さんと分かれば、多少の嫌がらせは警戒した方が良いと言っていました」
龍也「実は、俺昼休みに何人か高槻ちゃんの下駄箱にごみを入れている1年を見かけた。詩音も一緒だったからその場で注意はしたが、他にも同じようなことを考えている奴はいるかもな」
中等部の時から何度かAへの嫌がらせを目撃してきたが、学年が上がるにつれて減っていった。おそらく、今回は厄介な外部生の犯行と考えて良いだろう。先輩方にも目撃次第俺に連絡するよう頼み、Aへ連絡をする。
やはり一緒に帰った方が良さそうだ。念のため、朔晦にも何かあったら連絡するようメッセージを入れておいた。
愁昼休みの件、望月先輩から聞いた。ありがとう。
もし他にもAに嫌がらせをしていたり、しようとしているのを目撃したら、俺に連絡をしてくれ。
朔晦わかったわ。
早速だけど、帰りにロッカーでE組の子にAが絡まれていたわ。その時に中等部の事も話たから、もしかしたら藤原君に申し訳ないと思っているかも。だから、聞いてあげて。
成程、放課後にも・・・
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作者名：ｉ | 作成日時：2023年12月7日 12時
