不釣愛２ [藤原愁] (ページ15)

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第六十一話　違和感の正体ページ15

愁「・・・わかった」

『何が？』

愁「ずっと感じてた違和感が」

『違和感…？』

何でこんな簡単なことに気付けなかったんだろう＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

愁「＿＿＿＿＿＿＿＿＿俺は、Aのことが“好き”だったんだ…」

Aが静弥に告白された時も、クラス替えでAと同じクラスが俺ではなく朔晦だった時も、望月先輩がAに親しくしている時も、Aが静弥の胸で泣いてたり家に泊ったと聞いたときも＿＿＿＿＿＿＿＿＿俺はずっと、嫉妬していたのか…。

5年前、Aが俺の射を褒めてくれたあの時から・・・俺はAのことが好きだったのだとすれば、全てに説明かつく。

『・・・し、愁！？///いきなりどうしたの…？』

愁「俺はAが好きだ。これが、俺の本当の気持ちだ。＿＿＿＿＿＿＿＿＿Aは？」

朔晦の言っていた“本当の気持ち”とは、Aを守りたいという気持ちではなく、Aのことが好きだという気持ちだったのだ…。
そして、先ほどのAの話を聞くとおそらく＿＿＿＿＿＿＿＿＿

『＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿』