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桃side
現地について、午後からすぐ仕事やった。
今回の出張は、主にイベントの出店で、
その打ち合わせやら何やら、予定はびっしり。
桃 緑「お疲れ様でした」
一先ず今日の仕事を終え、近くの居酒屋に寄り、一杯。
緑「明日から忙しくなりそうやなぁ」
桃「ほんまですよね…」
ホテルまでの帰り道。
少し憂鬱な明日へ備え、早めに切り上げた。
こんな時でも、考えることはだいきのこと。
寂しがってへんかな、泣いてへんかな って。
桃「ん、電話や」
桐山さんからの電話。
橙 『もしもーし、今大丈夫?』
桃「はい、何かありました?」
橙 『だいきくん、望の声聞きたいー言うててさ、』
少しの間の後、聞こえてきた元気な声。
赤『のんちゃー!!!!!!』
桃「うるっさ笑 はーい?」
赤『げんきやった?またあしたね!』
………え?終わりかい。
橙 『今アニメ見せてんのよ、笑』
桃「あーそういうことですね笑」
また明日って事は、明日もかけると思うわって言われて。
全然大歓迎やけどな。
電話を切った後、隣でふふっと笑う神山さん。
緑「なんか、だいきくんがのんちゃん居らんくても平気なん、
最初の頃は考えられへんかったな〜」
桃「俺もですよ笑」
緑「のんちゃんなら必ず帰ってきてくれるって信じてるからなんちゃう?」
桃「だいきがそう思ってくれてたら、もう十分です」
だいきの元気な声を聞いて、明日からも頑張れそうや。
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作者名:ヨン | 作成日時:2021年12月16日 14時