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ページ44

桃side







緑「ほんまアホ」




気付いたら自分の家のベッドに寝ていて、


目の前には鬼の形相をした神山さん。




確かだいきを預けて…仕事行ったっけ?





………………状況が読めへん。






桃「あの…」


緑「喋らんでええから寝とき」




時計を見れば12時。

4時間くらい寝てもうたのかも。



いやちゃうくて、なんで俺は家に居るんや。






緑「照史から連絡貰って託児所行ったら

のんちゃん死んでるんやもん、焦ったわ」



桃「あ…、すみません………」



緑「昨日から体調悪かったんやってな?

だいきくんも、のんちゃん辛そうやったって泣いてたで」




だいきを泣かせてしまった。

その申し訳なさに涙が出そうや。




緑「で、看病してやりたいんやけど、今から出勤なんよ。

知り合いに連絡してみても、みんな仕事でさ」



桃「ありがとうございます。少し休めば大丈夫やと思うんで」



緑「そっか、じゃあ俺行くな?何かあったらすぐ連絡して」



桃「はい、ほんまにありがとうございました」





少しだけ起き上がって水分を取れば、いくらか楽に。



昨日やりっ放しだった洗濯と洗い物は


綺麗さっぱり無くなっていて。


きっと神山さんがやってくれたんやろう。




神山さんに感謝の連絡を入れ、もう一度布団に潜り込むと、

家中に響くインターフォンの音。




玄関を開ければ、だいきの姿が。


桃「え、だいき?」

赤「のんちゃ!寝てなあかん!」







え……………なんでだいきが、?

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作者名:ヨン | 作成日時:2021年12月16日 14時

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