第一歩 ページ39
桃side
次の日の朝。
赤「起きてーー!!!」
桃「んー…」
赤「のんちゃ、しちじはん!」
桃「えっ!!」
寝坊しました。
8時には家を出ないと、
託児所にも寄らなあかんから、はよしないと遅刻してまう。
もうちょい早く起こしてや…なんて、、
5歳相手に何を思ってんねやろ…笑
そんな俺を見透かしたのか、だいきの鋭い一言が。
赤「なんっかいも起こした!」
桃「はい、すみません…」
寝坊した時の俺はとにかくバタバタ。
そんな俺とは対照的に、着替えも済み、
低い棚からパンと。踏台を使って冷蔵庫からヨーグルトを取り
一人優雅に朝ごはん。
朝の様子すら見れへんなんて呆れてまうわな。
桃「だいき準備済んでる?」
赤「うん、おわってる」
桃「よし、ほんなら出よか」
赤「あ、のんちゃ。これだけたべて」
朝ごはんなんか時間なくて食べられへん俺に、
だいきが自分のヨーグルトを、残してくれていて。
優しさに感動しつつ胃に流し込めば、ニコッと笑ってくれた。
だいきを抱えて託児所へダッシュ。
たまに「はやい〜!」って笑てるし、楽しそう。
桃「おはようございます!今日4時に迎え来ます!
宜しくお願いします!」
橙「おお、だいぶ、髪の毛といい…なんといい……」
桃「じゃ、だいきまた後で!」
そのまま、また職場まで走る。
赤「いっつもあんなんやで」
橙「そうなんや笑 」
こんなこと話されてたなんて…知らんかった。
359人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ヨン | 作成日時:2021年12月16日 14時