これから一緒に (ページ31)

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桃side

桃「こんにちは…っ、はぁ、はぁ、」

橙「わ、走って来たん？髪ボサボサやで！」

独特の笑い声を上げる桐山さんは、

電話口の焦った感じとはちゃうくて。

桃「あの…だいきくんは」

橙「寝てもうてる」

お昼寝をする部屋に案内され、中に入ればだいきくんが。

橙「さっきも泣いてて、ほんまに苦しそうやったから、

ちょっと酸素入れたんよ」

桃「……朝の時点で泣いてもうてたんです…

だいきくんからのサイン気づけへんくてすみません」

橙「子供のサインはそうそう気付けへんよ、みんなそうや」

今日は甘やかしてやりや？なんて言いながら、

肩をぽんと叩いて来た。

気持ち良さそうに寝てるだいきくんを抱えて

託児所を後にする。

外は相変わらず冬の空気が流れていて、寒い。

一刻も早く家に帰って温まりたい気持ちを抑え、

だいきくんと初めて会った公園に立ち寄った。

平日のお昼。人は誰も居ない。

ベンチに腰掛け、だいきくんが寒くないように

俺が来ていたコートで包む。

あの日、だいきくんは俺を見てどう思ったんやろう。

何を思って俺に着いてきてくれたんやろう。

まだ数日やけど

俺に育てられてる今、だいきくんは幸せなんやろうか。

……考えれば考える程わからなくなって、自信がなくなった。

赤「ぁ…さむい、」

桃「ん、ごめんな。おうち帰ろう」

うっすら目を開けて寒さを訴えるだいきくん。

でもまたすぐに目は閉じ、夢の中へ。

弱気になってばっかやと、

だいきくんにも余計な心配をかけてまうし。

今はだいきくんの父親として、胸張って過ごさなあかんな。

そう心に決め、思い出の公園を背に、家へと向かった。

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更新頑張っているつもりですが…、

更新頻度はどうですか？

初心者なもので、どのくらい更新すればいいか迷ってます。

皆様が満足していだだけるスピードで更新していきますので

これからも宜しくお願いします！