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※視点変わります!
緑side
桃「じゃあ宜しくお願いします」
緑「はいよ。気を付けてな」
のんちゃんを送り出してから30分が経ったくらいの時。
だいきくんは俺を受け入れてくれてるから、
怖がることもなかったんやけど、
赤「ね、かみちゃ、、のんちゃんは…?」
目がうるうる。
緑「のんちゃんは、お仕事に行ってるんやで」
赤「ぼくひとりになってまう……」
子供にはまだ難しいよなー…。
ましてや普通の生活をしてきてない子やし。
緑「だいきくん、のんちゃん今頑張ってるんやで?」
赤「……がんばってるん?」
緑「そう。だいきくんとこれからも一緒に居れるように、お仕事頑張ってるんよ」
赤「ぼくのため…?」
緑「そうやで?やから、応援してあげなあかんな?」
赤「うん……おうえんする、がまんする」
緑「おっ、偉いなぁ」
頭を撫でれば、とびっきりの笑顔を向けてきて、
心臓抜かれた…。
緑「それでね?だいきくん」
赤「なぁに?」
緑「のんちゃんに昨日、お仕事してる間だけ他のお友達と遊ぶって話、聞いたやろ?」
赤「……………そのおはなしっ、いやだ」
緑「嫌かもしれへんけど、ちょっと聞いてな?」
目線は合わせてくれないけど、
逃げたりはしないから、聞いてくれてるはず。
緑「のんちゃんがだいきくんのために頑張ってる間、
だいきくんものんちゃんの為に頑張ってみるのはどう?」
赤「っ……。」
のんちゃんの事になると心が揺らぐのは何となくわかる。
緑「だいきくんが頑張ったら、のんちゃんにたくさんぎゅーってしてもらえるで?」
赤「ほんま…?」
緑「もちろん、してくれるで」
分からんけど…笑
まぁでものんちゃんの事やし、いっぱいハグしてくれるやろ。
赤「がんばって…みる」
緑「お、ほんま?」
赤「ん、でもこわい…」
緑「少しずつでええから、頑張ろうな」
まだ表情は暗いだいきくん。
緑「よし、買い物行こう!」
赤「行く!」
だいきくんにとって大きな決断やったけど、
踏み切ってくれたからもう大丈夫や。
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作者名:ヨン | 作成日時:2021年12月16日 14時