うしさせ短編集(リク募集)

デート*となりの坂田。 ページ3

坂「なあ、A。これ行かへん?」

A「これって…ネズミーリゾート！？」


さかたんからチケットと共に提案され、やってきました。
千葉ネズミーリゾート！！


坂「A、ちょっと来てー」

A「何ー？」

坂「はい！」


頭に付けられたのは…耳？


坂「うん、さすが俺。A可愛い〜！」


鏡を見ると可愛いカチューシャが。
…あれ？私だけ？


A｢さかたんは…？｣

坂｢俺はー、これ！｣


私のと少し色が違ってリボンが付いていない。
くま耳可愛い。似合うな


坂｢これな、カップルのキャラクターのカチューシャらしいで｣

A｢そうなの？｣

坂｢うん、教えてもらったー。俺たちにピッタリやろ？｣


彼がニコッと笑う。
…いつも耳が見える気がしたけど、今日はガッツリ耳がある…


坂｢ね、何から乗りたい？｣

A｢んー、これ！｣


流石天下のネズミーリゾート。
平日でもお客さんは沢山いる。


A｢思ったより人多いね。｣

坂｢流石やなー。ほら、｣

A｢ん？｣

坂｢手。はぐれたら困るやろ？｣


差し出された彼の手をとり、夢の国を歩き出す。


いくつものアトラクションに乗って、笑い合って。
何十分並ぶ事と、彼となら苦痛ではなかった。









夜のパレードが終わり、お客さんも減ってきた
楽しい時はあっという間。


A｢楽しかったね!」

坂｢A、手振って貰っとったやん！」

A｢嬉しかったー！｣

坂｢そんなん、俺がファンサしたるわ！｣



パレードの感想を言い合いながら、楽しくゆっくり歩く。




ﾋﾟﾀｯ



さかたんがお城の正面で足を止めた。


A｢さかたん？どうかした？｣

坂｢A。」

A「ん？」


さかたんが私の方を向き
地面に片膝をつけた。


坂｢A。俺、家にいない時期もあるし、放送でうるさくするし、Aに我慢させることもあると思う。…けど、俺はずっとAと一緒におりたい。…受け取ってくれる？」


彼が取りだしたのは…。


A｢綺麗…。…いいの？私で。｣

坂｢Aの為に選んだんやで。お前やなきゃ、いややわ。｣

A｢ありがと、よろしくね｣

坂｢おう！俺のお嫁さん♡｣







夢の国の時間は終わってしまうけれど、幸せな時間は続いていく。




彼とならどんな困難も乗り越えられる。そんな気がした。

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