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「っそんな顔すんな....って、」
唇が離れた瞬間そう言われたけど
自分がどんな顔してるかなんて
わからないし。
「....帰したくなくなる」
「....テヒョ、っ」
私の頬を包んでる両手に引き寄せられて
また唇が重なった。
この時間でもこの辺りは人通り多いのに
テヒョンは気にも留めずに
深く深く、口づけてくる。
嫌なら突き飛ばして逃げればいいのに
それをしない私は
もう、彼に惹かれてるんだろうか。
「ん....っ、」
時折聞こえるリップ音にド○○キして
テヒョンの指先が肌を撫でると
全身が粟立って
このままだと
....欲しくなるかも知れない。
だから早く離れないと、
テヒョンから離れられなくなる前に
距離を置かないと
あとで嫌な思いをするのは自分なんだから。
「....っテヒョン、」
「ん...？」
「も、や....っ」
「...ん、」
「...っ」
私の言葉が届いたのか
すぐに唇は離れていったけど
その代わり
これでもかってくらい
ぎゅうっと抱き締められた。
なんで....？
「....なんでだろ、離したくない」
「テヒョン、」
「離れたくない、かな」
「、」
耳元で聞こえる低い声に
全身がゾクッと震える。
「俺んち戻らない....？」
「....っ、戻らないよっ」
「....残念。笑」
「っ」
....残念。
それは今の私の心境。
早く離れたいと思ってたのに
いざ離されると寂しくて
残念、なんて思ってる。
私ってば一体どうなっちゃったんだろう。
頭の中が矛盾だらけでよくわからない。
「ほら、行くよ？」
「え、」
何回目の赤信号だろう。
気が付いたら変わってて
テヒョンに繋がれた手を引っ張られてる。
ふと見ると
信号や街灯に照らされてるテヒョンの髪。
色が薄いから
いろんな色の灯りに染まって綺麗だし
風になびいてふわふわしてる。
耳にはピアスが揺れていて
意外としっかりした肩に
広い背中。
脚も腕も長くて
私の手を包んでるのは
指は細いけど大きな手。
そんなテヒョンが
なんで私なんかを気に入ってくれたのか
わからないけど
やっぱり、もう会わない方がいい。
通勤のルート変えるとかして
偶然にでも会わないようにしよう。
それが一番、いいんだよね....？
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ともちょん(プロフ) - みんみんさん！初めてコメントさせて頂きます。いつも楽しみにさせて頂いてます。次章も楽しみにさてますね。その間、また他の作品を拝読させて頂きます。 (2018年9月24日 20時) (
レス) id: 12127d17e3 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんぽん(プロフ) - みんみんさんの作品大好きです。全作何回も読み返して楽しんでます。更新は待ち遠しいですが、みんみんさんのペースで無理なくして下さいね(*^^*) (2018年9月24日 12時) (レス) id: ec5d7f8a0e (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - みんみんさんお久しぶりです。これからもみんみんさんのペースで更新して下さい(^o^) 無理はしちゃだめですよ！ (2018年9月23日 23時) (レス) id: 52fb1c04f9 (このIDを非表示/違反報告)
ジョンファ(プロフ) - みんみんさん、お久しぶりです！って言いましても、私は頻繁にみんみん作品を拝見しているので、お久しぶりの気がしません！「あり恋」も楽しみに待ってますね！みんみんさんが、楽しく更新してくれれば嬉しいです！いつもありがとうございます！ (2018年9月23日 21時) (レス) id: 2476f0e10a (このIDを非表示/違反報告)
りん - 妄想が膨らみすぎてやばいです。テヒョンの色気が半端ない… 更新頑張ってください！応援してます！ (2018年9月8日 11時) (レス) id: 12052b6b11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みんみん
| 作成日時：2018年2月23日 23時
