GIVE ME ... LOVE《特別編》

28 ページ28

.



「大丈夫ですか？ 医務室行きますか....？」


「や....あの、」


「....」




どうしよう。




ここは黙って見守ってた方がいい....？




ていうか




ユンギくん、ちゃんとアヨンの事
気に掛けてくれてるじゃない。




どうでもいい人には
声すら掛けないと思うんだけど。




「....違うの、大丈夫だから、」


「具合悪い訳じゃないんですか....？」


「....うん、違うの。ね？ A？」


「、」




ちょっと、急に私に振られても、




「....うん、違うから大丈夫。
アヨンの事心配してくれてありがとう。笑」


「いえ、...違うならいいんですけど、
アヨンさんがそんなだと気になるんで
....笑ってて下さい。笑」


「え...」




....あらまあ。




ユンギくんて結構言うのね。




...意外。




「....ありがとう。笑」


「...そう、そんな感じです。
それじゃあお先に。笑」


「お疲れ様。笑」


「....お疲れ様」




....アヨンてば機嫌直っちゃったのかな。




「....A、私頑張る。笑」


「、」




直っちゃった。笑




「うん、頑張ってね。笑」


「ありがとう。笑」




だけどユンギくんが言う通り




アヨンには笑ってて欲しい。




アヨンは笑うともっと可愛いんだから




自信持っていいと思うんだよね。




言ってあげないけど。




「....A、スマホ。
メッセージじゃない？」


「え、」




言われて画面を見ると




ジョングクからのメッセージ。




” 今日バイト遅くなるからメシはいらない。
待ってなくていいから。“




「....なんだって？」


「うん....。遅くなるからごはんいらないって」


「え」


「え？」


「そしたらごはん行かない？ 笑」




そういえば




アヨンとごはんもしばらく行ってない。




「ちょっと聞いてみるね？」


「うん。笑」




” アヨンとごはん行ってもいい？ “




そう送ったら




” ホントにアヨンと？ “




って返事が秒速で返って来た。




” ホントだよ。遅くならないようにするから。“




どうやったら信じてくれるのかな、
なんて考えながら送ったら




” わかった。
その代わり、俺が帰るより先に帰ってろ。“




....相変わらず、ジョングクはジョングクだ。




「ホント、ラブラブよねぇ？ 笑」


「、アヨン、」




覗いてたな....？





「そういう事だから、行こう？ 笑」


「うん、目標定時ね？ 笑」






楽しみがひとつ増えた。





.

29→←27

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す