検索窓
今日:7 hit、昨日:10 hit、合計:375,842 hit

60 ページ10

.



寒いからお風呂入ってあったまりたい、
って意見が一致したから




お風呂にお湯張って順番に入って




ソクジンは途中で買った
スウェットの上下に着替えて




....普通に寛いでるんだけど。




なんか拍子抜け。




我慢してる、とか
襲っちゃいそう、とか




勘弁してよとか言ってたくせに




全然普通なんだけど。




ていうか、友達の時と変わらないくらい
普通なんだけど。




....変な事考えちゃった私がおかしいの?




「ソクジン、お茶飲む....?」


「....あ、うん。飲みたい。笑」


「じゃあ....はい、どうぞ」


「ありがとう。笑」




淹れてから聞くのもなんなんだけど




私が飲みたかったから
先に淹れちゃった。




「....これ、すごくいい香り。笑」


「....私のお気に入りなの」


「うん、美味しい。笑」


「....よかった。笑」




桃の香りがする烏龍茶。




気分が落ち着くし、癒やされるんだよね。




ソクジンも気に入ってくれたみたいでよかった。




「....A、」


「ん....?」


「今みたいに....もっと笑って?」


「え...」


「俺との事があってから、
Aあんまり笑ってないの、気付いてた?」


「、」




そう....だっけ?




「俺のせいなんだけどさ、
もっと笑ってよ...?」


「え....なんでソクジンのせい?」


「俺のせいでしょ。
気まずくなっちゃってからだもん」


「あー....」




言われてみれば。




「でも....ソクジンのせいじゃないよ」


「なんで...?」


「そんなの....笑い飛ばせなかった
私のせいでしょ」


「なにそれ。笑」




ソクジンはカップを持ったままクスクス笑う。




やっぱりAだ、とも言って。




「....そんなふうにさ?
今まで通り言いたい事言って笑っててよ。笑」




一体私ってなんなんだ、そう思ったら




隣から腕が伸びて来て




私の頭を引き寄せると
....コツン、てソクジンの頭がくっついた。




「俺は、そういうAを
好きになったんだから。笑」


「、」




....もうやめて。




きゅんきゅんさせすぎだから。




ていうか




好きって言いすぎじゃない....?





「....Aが彼女だなんて夢みたい」


「....夢じゃないよ?」


「ん....だよね。笑」


「...っ」






頭が離れたら
当たり前だけど顔が近くて







....私を見つめるソクジンと目が合った。






.

61→←59



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (600 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2409人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

アイアイ(プロフ) - この続きと2人の結末が気になります😭いつかでいいので更新待ってます❗️ (7月8日 21時) (レス) @page32 id: ef22ae402e (このIDを非表示/違反報告)
gachinkoyj(プロフ) - 作品全部好きです。このお話特に好きで、続きが気になっちゃいます。 (2019年12月20日 13時) (レス) id: 7e5732b4e4 (このIDを非表示/違反報告)
うぉる - 続きが気になります><更新頑張ってください!!待ってます~!! (2019年9月4日 13時) (レス) id: 866a0f7e83 (このIDを非表示/違反報告)
みもり - あぁぁ!!!続きがぁ!!読みたすぎてどうしよう…。ジンくんかっこよすぎ…。続き楽しみです!!頑張ってください!!みんみんさんサランヘヨ〜♪ (2019年7月23日 11時) (レス) id: dcb720e00c (このIDを非表示/違反報告)
もも - 続き待ってます(><) (2019年7月18日 0時) (レス) id: fc08d15bed (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みんみん | 作成日時:2018年2月1日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。