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周りの目もソクジンくんの目も
ついでに言ったらテヒョンの目も気にせず
午前中の仕事を終わらせて
テヒョンがホントに今日からウチに来るなら
早く帰らないと、と思って
声を掛けてくるソクジンくんを
テキトーにあしらいつつ
なんとか定時で上がれそう。
....やれば出来るんじゃん。
いつもこれくらい張り切ればいいのよね。
でもそんなの無理。
張り切りすぎて倒れちゃうわ。
.....とその時、
デスクに置いたスマホの画面が点灯した。
“ 今日時間ある? ”
....ユンギ。
時間はあるけど、あなたに使う時間はないの。
“ 無理 ”
“ なんで ”
早...っ。
まだ仕事中なのに。
って私もだけど。
“ 今日は早く帰りたいから ”
“ すぐ終わる ”
って何がよ。
変な言い方。
ていうか私がおかしいのか....。
....頭の中お花咲いちゃってるしね。
“ じゃあちょっとだけなら ”
“ サンキュ ”
「....」
ユンギは一体どういうつもりなんだろ....。
私はテヒョンが好きだって言ってるのに。
ってなんか自惚れてるみたいで嫌だけど
気持ちを伝えられちゃってる以上
そう考えちゃうのも仕方ないと思うのよね....。
ましてや元カレだし
嫌いで別れたんじゃないから
たぶん、
情のひとつやふたつは残ってると思うし。
「「お疲れ様でした!お先に失礼します!」」
「、」
おっといけない、片付けないと。
ていうかテヒョン、
またこっちも見ずに行っちゃったけど
どうするんだろ....。
きっと休憩室だろうと片付け始めたら
またしても点灯したスマホの画面。
“ お疲れ様です。
今日荷物持ってるから
別々の方がいいと思います。
Aさんの駅前のカフェで待ってます。”
....ホントに荷物持って来たんだ。
じゃなくて。
“ うん、わかった。
私ももう上がれるからすぐ行くね。
お疲れ様。”
相変わらず色気もへったくれもない文面だけど
誰に見られるかわからないからね。
「....お疲れ様。笑」
「....っ、ソクジンくん、」
ほら、こういう人が。
ていうかまたびっくりさせて。
寿命縮んだらどうしてくれるのよ。
「今日はユンギとデートなの? 笑」
「は?」
「ユンギ待ってるよ? 笑」
「え...」
....ホントだ。
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めい(プロフ) - 話が上手く、引き込まれるし読んでいて楽しくなって続きがみたくなりました。この話を、読んでいる間が最近の癒しでした。ほんとにいい作品でした! (2018年11月8日 19時) (レス) id: 0ec709b5aa (このIDを非表示/違反報告)
ゆうマリ(プロフ) - みんゆんぎが好きすぎてつらいです…。最高な小説ありがとうございます…!!みんゆんぎのほんとに好きだったに泣かされました(´;ω;`) (2018年11月3日 0時) (レス) id: 188cd0aa9c (このIDを非表示/違反報告)
みんみん(プロフ) - 大友佳奈さん» うわぁぁ...!佳奈さん、ありがとうございます!そう言って頂けて非常に感激しております!その後...もちろん書きたいんですけれど、順番待ちが激しくて(笑)← 気長にお待ち頂ければと思います!読んでくださってありがとうございました!(*^^*)♪ (2017年11月12日 15時) (レス) id: 913e7f0df7 (このIDを非表示/違反報告)
大友佳奈(プロフ) - 今まで見た作品で1番面白くて何回も読み返してます(笑)出来ればその後とか見て見たいです! (2017年11月12日 12時) (レス) id: a2eb4ec74e (このIDを非表示/違反報告)
みんみん(プロフ) - ジョンファさん» ジョンファさん、おかえりなさい!笑 いやもうすみません...!(>ω<)落ち着いたようで実はそうでもなくて...笑 でもそう言ってもらえると気力が湧いて来ます!早く新作出せるように頑張りますね!ふふふ...ありがとうございます♪ (2017年10月28日 13時) (レス) id: 913e7f0df7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みんみん | 作成日時:2017年8月19日 22時