これって運命でしょ？ 4

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「あ...っ、や、テヒョン....っ」




テヒョンが止まらない。




キスをしながらブラウスのボタンを外され




スカートのファスナーも下ろされ




唇が離れたかと思ったら




まるで




荷物か何かを転がすような勢いで
ジャケットごとブラウスを脱がされて




....スカートを剥ぎ取られ。




あっという間に下着だけの姿になった私を
見下ろしながら




自分もスーツを脱いで




ネクタイを緩める。




目ヂカラが強いから




そんな瞳に見つめられるだけで




....ゾクっとする。




「あの二人に....どこ触られたの？」


「どこって....手と、唇だけ、」




正確に言えば




ユンギにはもう少し触れられたけど。




「それだけ....？」


「....うん、」




そう言いながらも




テヒョンはどんどん脱いでいってて




だけど私は




金縛りにあったみたいに動けない。




テヒョンの視線に....縫い付けられてるみたい。




「....わかった、」


「...っ！」




テヒョンも下着だけになると




そう言って私に覆い被さって来た。




顔の両脇に肘を付いて




私の頭を抱え込むようにして唇を塞ぐ。




「ん....っ」




息の仕方も忘れちゃうような
執拗で濃厚なキスは




今までにないくらい
ねっとりと舌を絡められて




頭の芯まで痺れそう....。




「....っは、テヒョ、」


「...ん？」


「....っくるし、ん、」


「綺麗に....するから、」


「んん....っ、」




ぴったりと隙間がないくらい
お互いの唇がくっついてるのに、




口の中で器用に舌を絡めて来るから




ホントに息が出来なくなってきた。




って言うより




鼻呼吸じゃ追い付かないくらいの激しさだから。




だから思わずテヒョンの肩
押しちゃったんだけど




「....っは、繋いだ手....っどっち？」


「....っ、え...？」


「どっち....っ？」




唇が離れたのはいいんだけど




酸素が足りない頭じゃ咄嗟に思い出せなくて




「....みぎ、かな....っあ、」




私が言い終わるより先に




右手を掴んで




私の指を口に含んだテヒョン。




「テヒョン....っ」


「っ....消毒、」


「ちょ...っ、」




くすぐったくて変な感じがして




やめさせようと左手を伸ばしたら




その手も掴まれて....ベッドへ押さえ付けられた。





「ねえ....っテヒョン、や、」






目線だけ私に寄越すから








ゾクゾクして









....身体の芯が疼き出した。





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