これって運命でしょ？ 3

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「や....っテヒョン、」




....忍者より素早かったテヒョン。




私を抱き上げると




何度も言うけど、




あっという間にベッドの上だった。




しかもなんでそんなに余裕ない感じなの....？




「ぁ....っちょ、っと待っ、」




唇にもそうなんだけど




首筋にも噛み付くみたいにキスされて




手は忙しなく動いて
ブラウスのボタン外してるし




かと思えばスカート捲り上げてるし




....おまけに、




私の上に跨ってネクタイ外しながら
自分の唇舐めちゃって




....ワイルド過ぎてゾクっとする。




「...ぁ、やぁ...っ、」




とか言ってる場合じゃない。




今日のテヒョンはなんか違う....。




「あぁ....っ、や、テヒョン....っ」




雰囲気だけじゃなくて




....やる事も。




気が付いたらブラウスははだけてるし




捲れ上がったスカートは




もう意味を成してない。




しかもその状態で




胸元に口付けられたり




指先は怪しく動いたり。




「んぁ....っ、テヒョン、や、っ」




侵入して来た指先は




私をどんどんおかしくする。




優しく気遣ってくれるテヒョンも




甘い言葉で攻め立てるテヒョンも
好きだけど




何も言わずに




夢中で私を求めてくれるテヒョンも....好き。




捕食されるって....こんな感じなのかな、なんて。




....私ってMだったのかな。




でも、テヒョンになら酷くされてもいいや....。




「Aさん....っ、ごめん、っ」


「え...、あぁ....っ！」




突然




指とは違う質量に圧迫されて




一瞬目の前が真っ白になったけど




そんな事どうでもいいくらい




....幸せで。




おかしいよね....？




優しく抱かれてる訳じゃないのに




幸せだなんて。




だけどね？




どんなふうに抱かれても




テヒョンと繋がれるならそれでいいの。




....変わったなぁ、私。




こういう事自体苦手で




どうでもよかったのに。




....だからだめだったのかな。




こんなに気持ちが通じる事....ないのにね？




「....っなに、考えてんの....っ？」


「ぁ....っべつに、っ」


「俺の事だけ....考えて、っ」


「ん....っ、やぁっ、あ、」


「....っ好き、Aさん...っ」


「...っ、わたし、も、っ」


「俺だけの....っA、」









....ホント、幸せ。





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