これって運命でしょ？ 3

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「Aさん....！」


「っ、」




....びっくりした。




ユンギが行っちゃってから
ぼーっとお茶飲んでたら




今度はテヒョンが




突然、私の右斜め45度に座って来た。




....丸テーブルだからね。




「....おかえり、」


「あ、お疲れ様ですただいま。笑」


「、」




....可愛い。




じゃなくて、




「どうしたの？ 慌てて、」


「あ、そうなんです。祖父が、」


「え...？」




会長....？




「祖父が、会ってくれる、って」


「....ホント？」


「はい。笑」




実は




言ってはみたものの




会ってもらえるんだろうか....って
ずっと気になってたんだよね。




だって、いくら会長本人が
“ 連れて来い ” って言ったからって




由緒正しいお家柄でもなんでもない私なんて




端から反対されると思って....




っていうのはテヒョンには内緒だけど。




「....なんて説明したの？」




身体を屈めて




ちっちゃくなってテヒョンに話し掛ける。




「えっと....同じ職場の先輩、って」


「あー....」




先輩、って言っちゃったのね。




先輩って。




まあ、歳なんていずれバレるけど。




でも....いきなり歳上って聞かされて




会長はどう思ったんだろ....。




「あ、歳は気にしなくて大丈夫ですよ？」


「え...どういう事？」


「ウチ、母の方が歳上なんで。笑」


「....いくつ？」


「5つです。笑」


「、」




あらま。




....意外だったけど。




でも、少し気が楽になった。




歳上を理由に振るい落とされる事は
ないって事だから。




....って私、




なんか結婚する気になってない....？




いやいや、お付き合いさせて頂いてます、って
ご挨拶に行くだけでしょ。




「....安心しました？ 笑」


「....うん、」


「よかった。笑」


「....うん。笑」




私と同じようにちっちゃくなってるテヒョンと
テーブルの上で笑い合ってたら




「ここ、イチャつきすぎだよ？ 笑」


「え」


「あ、ソクジンさん。お疲れ様です。笑」




....あーあ、テヒョン身体起こしちゃった。




「ん、お疲れ様。笑」




邪魔しないでよね、キ厶ソクジン。




ていうか私の変わりようったら。




「Aにしては珍しく
周り気にしてないんだね？
みんな見てるよ....？ 笑」


「えっ」





慌てて周りを見回すと






サッと目を逸らす皆さん....。








それを先に言ってよ....！





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