これって運命でしょ？ 3

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「....なあ、」


「んー？」


「アイツ....もう新人とヤッたのかな...」


「....ちょっとユンギ、そんなストレートな、」


「だってお前さ、自分の好きな女が
他の男に抱かれてるとか想像してみ？
悶々としちまって夜も眠れねぇから。笑」


「......それは、そうかも知れないけど」




あんまり女の影が見えないソクジンも
やっぱり男だったんだな....




なんて、自分で振った話題なのに
可笑しくなってる俺。




「....だろ？ 笑」


「....うん。想像するのも嫌だけどね。笑」




そう来たか。




「だけど....あれはもうヤッてると思うよ？」




....お前だってストレートに言ってんじゃねぇか。




人の事ばっかり言いやがって。




「....やっぱりそうか、」


「うん、残念ながら。
だってA、前よりもっと綺麗になった。笑」


「....」




コイツ、結構Aの事見てんだよな....。




「それにさ、なんて言うかこう、
色気が出て来たって言うの？
めっちゃ女っぽくなったし。笑」


「、」




おいおいちょっと待て。




「お前まさか、」


「んー？ 笑」




....んな訳ねぇか。




ソクジンがAを好き、なんて。




「....新人って仕事出来んの？」


「うん、出来るよ。手際いいし正確だし、
あの調子なら一人でも大丈夫だと思う。笑」


「ふぅん....」




つまんねぇの。




顔がいいだけのボンクラだったら
Aを奪い取れるのに




ソクジンが “ 出来る ” って言うなら
ホントに出来るんだろうし




俺の出る幕なんてこれっぽっちもねぇじゃん。




「諦めるしかねぇのかな....」


「うーん、そうだねぇ....」




....他人事だな。




って、他人事か。




「ま、俺がいるじゃん？ 笑」


「は？」


「いつでも相手してあげるよ？ 笑」


「おい、どんな相手だよ、」


「どんなって....いろいろ？ 笑」


「言っとくけど、俺はそんな趣味ねぇぞ？」


「え、どんな趣味？」


「、」




コイツと話してると




日常の諸々がどうでもよくなって来る。




....気ぃ遣ってくれてんだろうな、きっと。




「なーんてね。俺だってそんな趣味ないよ？ 笑」




....ほらな？




ソクジンてそういうヤツなんだよな。





「....たまには二人で飲みに行くか？」


「お、いいね！いつ行く？ 今日？ 笑」








....コイツに慰められるのも悪くねぇか。笑





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