これって運命でしょ？ 3

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「....わかったから離して？」


「え」


「え...？」




耳がくすぐったすぎて身を捩れば




私を覗き込むテヒョンと目が合った。




「....いいの？」


「え...？」


「今....わかった、って」


「...あ、」




....やっちゃった。




「....や、違うの、」


「違うの....？」


「、」




どうしよう....。




「....明日とか明後日の話じゃなくて、
ホントは嫌だけど一ヶ月後でもいいんです。
約束だけでもしてくれれば、」




....約束、だけ。




「....だめですか？」




....頷いちゃいそう。




「あ、一緒に住んだからって
結婚には結び付けませんから、」




至近距離で見つめられて




目が離せない。




「って、なんかすごく必死で
みっともないんですけど....」




....そんな事はないと思う。




真剣なのは目を見ればわかる。




「....好きだから、一緒にいたいんです」




....そうだよね。




それは私も同じ。




今だってホントは、




ウチに泊まっちゃえばいいのに、
とか思ってる。




だって、いちいちめんどくさいと思うのよ。




理由はどうあれ、




ごはん食べてお風呂まで入ったら




私だったらそのままそこで寝たい。




帰りたくないし




....離れたくない。




特に、好きな人と一緒なら。




「....一緒に住んでもいいけど、」


「え」


「会長は....許してくれる？」


「それは....」




だよね。




成人してるんだから
普通はそこまで干渉して来ないと思うけど




どこの馬の骨かわからない女と同棲なんて




跡取りには許されないと思うんだよね。




「....ちゃんと話して、納得してもらいます」




....あら、カッコいい。




「私....会おうか？」


「....誰に、ですか？」


「....会長に」


「え...」




テヒョンがちゃんと話す、って言うなら




会ってご挨拶した方がいいと思わない？




「私の事紹介して....？」


「....いいんですか？」


「....うん。だって、言葉だけで説明しても
信じてもらえないかも知れないでしょ？」


「それは、そうですけど、」


「そしたら、会った方がいいでしょ....？」


「....ありがとうございます。笑」




自分でもびっくりするような事ばっかり
してるって思うけど




なぜだか、最終的には受け入れてる私。





私にとっても






やっぱりテヒョンは運命の人なのかな....
なんて思う私は








相当この人にハマってるんだと思う。




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