これって運命でしょ？ 3

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駅前のスーパーに寄って買い物して
仲良く帰って来たはずなのに。




「....っん、テヒョン、っ」




家に入るなり、




....唇を塞がれた。




なぜか直前で急に無口になったのは
こういう訳か、なんて




妙に納得したりして。




「....っちょ、んっ、」




だけどだめ。




だめだめだめ。




このままキスしてたら流されちゃう。




流されちゃったら




ごはんも食べずに数ラウンドいきそうで怖い。




昨日の今日だけど




この人そんなの関係なしに
攻めて来そうだから。




例え今日が平日だろうが、月曜日だろうが。




「....ねえ、っ」


「....ん、」


「...っ」




さっきからずっと
テヒョンの胸を押し返してるけど




それ以上の力で抱き締められてるから
ビクともしない。




ていうかその前に、




私の抗議の声も全くスルー。




....こんなんじゃ抗議してるうちに
入らないかも知れないけど。




「あ....や....っ、」




今度こそマズい。




手のひらがおしりまで伸びて来て




スカートをたくし上げようと動いてる。




「....っAさん、」


「ん....っ」




いい加減ヤバい。




この人が。




「....っテヒョ、ん、ねぇ....っ」


「も....ムリ、」


「っ」




マジでヤバい....！




「....っ、ストップ....！」


「っ！」


「、」




....止まった。




ていうか




....” 待て “ をされたワンコみたい。




肩を掴まれてはいるけど




私から離れて固まってる。




「....ごめんなさい。我慢出来なくてつい、」




....ホントにもう。笑




「帰って来たばっかりだし
ごはんも食べてないし、
それに今日何曜日かわかってる....？」


「....月曜日、です」




....うん、わかってるね。




「明日も仕事があるの、わかってる？」


「....はい、」




これもわかってる、と。




「そしたら今日はだめ」


「え」


「週の始めからクタクタになりたくないし、
明日仕事にならないのも困るから。わかる？」


「....わかる、けど、わかりません」


「へ」


「Aさんが欲しくてたまりませんっ」


「え」


「今すぐここで抱きたいくらいですっ」


「ここでっ！？」




いやいやそうじゃなくて！




「....いっその事子ども作っちゃいませんか？ 笑」


「....は！？」






なんでそういうハナシになるの....？








ていうかいきなり会長の孫の子どもなんて
作れません....っ！！





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