これって運命でしょ？ 3

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....確かに、いきなり会長に会うなんて
ハードルが高すぎる。




学歴はそこそこだと思うけど




だからって才色兼備な訳でもないし




ごくごく平凡な一般家庭の娘だし、




その前に私....テヒョンと釣り合ってなくない？




「...いきなり ” 結婚 “ じゃなくてさ、
” 結婚を前提に “ じゃだめなの？」


「....だめですか？」


「え」




私....？




「....や、あの、急に言われても、」


「それじゃあ改めて言います。
結婚を前提にお付き合いして下さい....！」


「ちょっと待って結婚とか、」


「考えてないの？」


「考えてないって言うかつい数日前っていうか
一昨日彼氏が出来たばっかりなのに、」


「A動揺しすぎ。笑」


「動揺するでしょ....っ？」


「Aさぁん....」


「あ」




....しまった。




「....えっとごめんね？
そのうち考えたんだろうけど
初めから考えてなかったっていうか、」




なに言ってんの私。




「じゃあこれから考えなよ？
結婚を前提に付き合ってみて考えて、
それでも無理だと思ったら別れれば
いいんじゃない？ 笑」


「え」


「別れればいい、って....」




ソクジンくん、そう簡単に言うけどね....？




「僕は別れたくないです。
Aさんとは一生一緒にいたいです。
キムの家に入るのが嫌なら僕が家を出ます....！」


「「えっ」」




今日はソクジンくんとよく気が合う....




じゃなくて！




「それはだめでしょ？」


「でも、」


「キムテヒョンはよくても、
会長が許さないんじゃないの....？」


「っ、」




....だよね。




バックに財閥がある事は置いといて




” 結婚を前提に “ っていうのは
考えてみようかな....。




そろそろいい歳だし




会長がおじい様っていうのは




別れる理由にもならないし。




私だって、それくらいテヒョンの事が
好きなんだから。




「...わかった」


「え...」


「、」


「テヒョン、結婚を前提にお付き合いしよう？」


「え、いいんですか！？」


「うん。” 結婚を前提に “ 、が
会長に通用するならね....？ 笑」


「Aオトコマエ。笑」


「私は女ですっ」




もう、ソクジンくんてば。




でもいてくれて助かったよ。




「Aさんっ、ありがとうございます....！」


「っ！」


「あらぁ....笑」





こんなとこでキスしないでよ....！






ソクジンくんに見られちゃったじゃーん！








前言撤回....！





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