これって運命でしょ？ 3

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....仕事にならない。




ユンギの時は部署が違うから
平気だったのかな....。




デスクは離れてるとは言え




どうしたって視界の端に捉えちゃうっていうか




....気になってしょうがない。




私って....結構マジで乙女だったのね....。




「はぁぁ....」




休憩行って来ようかな....。




「....すみません、休憩いってきまーす」




誰にともなくそう言って席を立つ。




視線を感じた気がしないでもなかったけど




....テヒョンの方は見ずに。




だってさ？




見ないようにしないと休憩に行く意味がない。




って気にしてるからいけないのよね....。




....もう。




自販機の前まで来たけど




ミルクティーを押しそうで怖いから




コーヒーの自販機前に移動。




こっちなら安心。




....と思ったのに。




右手の人さし指が押したのは




....ココアのボタン。




嘘でしょ....？




私、バカでしょ....。




「....なに？ ココアなんて珍しいじゃん。笑」


「っ！」


「お疲れ。笑」


「....ユンギ、」




....びっくりした。




今日は一体なんなんだ....。




「....間違えて買っちゃったの」


「ああ、そういう事ね。笑」




....そういう事です。




「ユンギも休憩....？」


「んー、ちょっとニコチン補給に。笑」


「あー....」




そういえばなんとなくタバコの臭い。




喫煙室って、煙もうもうだもんね。




まあ、こんな時間じゃ
そんなに人もいないだろうけど。




「臭う....？」


「....うん、少し」




腕曲げてくんくんしてるけど




タバコ吸ってる本人はわからないと思う。




そんなユンギを眺めながら




ココアが入ったカップに口を付ける。




「....」




やっぱり甘....っ。




「そんなに臭い....？」


「へ」


「....すげぇ顔してるから、」


「....あ、」




いけない。




「ごめん、そうじゃないの。
ココアが甘くて、」


「は」


「そんなに臭う訳じゃないから
気にしないで....？」


「....なんだよ、紛らわしいな。笑」


「ごめんって、」




焦っただろー、なんて笑ってるユンギ。




やっぱり、ユンギとは楽だな....。




でもそれは




今となってはソクジンくんと
同じなんだけど。




「お前休憩すんだろ？」


「うん、」


「じゃあ俺行くわ。またな？ 笑」


「、」





私の腕をぽん、と叩いて行っちゃったユンギ。








余計憂鬱になっちゃったよ....。





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