これって運命でしょ？ 3

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あのあとテヒョンはササッと入力を終わらせて




30分も経たないうちに




” Aさん、ありがとうございました “




って、業務用スマイルで
ソクジンくんの元ヘ戻って行った。




ホント、疲れる....。




気疲れって言うの？




全然落ち着かないし、心が休まらない....。




....周りに見られてると思ったら尚更だ。




気を付けなくちゃ。




付き合ってる事がバレたら
大変な騒ぎになりそうだし。




....うん、他人のフリ。




....他人だけど。




....それにしてもユンギ、どうするんだろ。




話すとしたら終業後だと思うけど




別に約束した訳じゃないし....。




だけど、きちんとしておかないと
テヒョンと気持ちよく付き合えないし。




これは、気持ちの問題なんだけどね。




でもやっぱり




職場恋愛って大変だ。




バレちゃいけない事はないけど




波風立たないに越した事はないし




だから気を遣うっていうか
細心の注意は払ってるつもりだけど




テヒョンを目の前にすると
どうしたって意識しちゃうっていうか....




身体の関係まで持つのは早かったかな....なんて。




だって余計に意識しちゃうでしょ？




あんな事やこんなこんな事しちゃってさ....？




「....」




だからってなんで今思い出すかなもう....！




....めっちゃ恥ずかしい。




何度も言っちゃうけど




私って結構乙女だったんだなって、




今更ながら実感したりして。




....これが ” 本物の恋 “ なのかな。




ユンギの時には




会えば照れたり恥ずかしかったりしたけど




こんなふうに思い出したり
感じたりはしなかった。




あの頃の私は....なんだったんだろう。




全然進んでない画面を見つめて




ぼーっと考える。




....今となっては考えてもわからないんだけど。




だけど人ってわからないよね。




大好きだと思ってた人が
急にわからなくなって不安になったり




嫌いだと思ってた種類の人が
実はいい人で




知れば知るほど、




って今思えば、だけど




....惹かれてたりとか。




テヒョンじゃないけど




” 運命 “ ってあるのかな、
なんて思ったりして。





「....仕事しよ」






とりあえず今は余計な事考えないで








仕事に集中しなきゃ。





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