これって運命でしょ？ 3

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「あの....」


「ん...？」




嫌な予感。




「前も....シュッシュしてもらえませんか？」




...出た。




この前も言ってたし。




ていうか、前は自分でも出来るでしょって、




「....今日だけだからね？」


「...はい。笑」




...甘い。




甘すぎるぞ、私。




だけど可愛いんだもん。




” シュッシュしてもらえませんか “ に
萌えちゃったよ、もう。




「...はい、おしまい」


「ありがとうございました。笑」


「...どういたしまして。笑」




今日初めて




近くでまともに顔を見た気がする。




....やっぱりイケメン。




「ちょっと、ここは何イチャついてんの？ 笑」


「え」


「あ、ソクジンさん。お疲れ様です。笑」


「うん、お疲れ。
ていうかキムテヒョン甘えすぎだから。笑」




肩をぽん、と叩かれて




え、そうですか？ なんて笑ってるけど、




ソクジンくんの言う通りだからね？




とか言って




甘やかしてるのを棚に上げてる私。




「A、休憩3時頃に取れる？」


「....うん、大丈夫だと思うけど、」


「さっき言い忘れた事があるからさ。
ちょっとだけ話そう？ 笑」


「....ん、わかった」




テヒョンにはわからないように
それとなく言ってくれるソクジンくん。




だから私も、知らん顔して答えられるのよね。




ソクジンくんてホントありがたい存在だわ....。




ってなんの気なしにテヒョンと目が合えば




不満そうな




拗ねた5歳児みたいな顔してる。




「あ、キムテヒョンの目を盗んで
デートの約束とかしてる訳じゃないから
安心して？ 笑」


「え...」


「え」




ちょっと、ソクジンくんまで
こんなとこであんまり、




「Aと俺の仲だからわかってね？ 笑」


「ちょ、」


「あの、」




余計に紛らわしいでしょ....！




「それってどういう、」


「んー？ 一緒に寝た仲？ 笑」


「え」


「ソクジンくんっ？」




なんて事言うのー！？




確かに一緒に寝たけど




あれは同期と旅行に行った時に、




「Aさん....」





そんな泣きそうな顔しないで....！






ていうかソクジンくん、








絶対わざと言ってるでしょ....！









いたずらっ子みたいな顔してー！！





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