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....終わっちゃった。




....きっかり5時に。




なに張り切っちゃってんの私....。




新人達の島を見れば




仕事は終わってるっぽいけど
何やらミーティング中みたいで....。




....あ、そうか。




今日は金曜日だから
一週間の振り返り的なやつか....。




どうしよう。




終わってるのにいつまでもここにいたら
余計な仕事頼まれそうだし




かと言って今声掛ける訳にもいかないし。




どうしたもんかなーなんて思いながら
ぼーっと眺めてたら




ソクジンくんと目が合った。




ん?て顔されたから




わかってもらえるかは謎だったけど




バッグを掲げて帰る素振りをして




休憩室の方角を指差してから
キムテヒョンを指差してみた。




ソクジンくんは一瞬キムテヒョンに目をやって




ニッと笑って親指を立てた。




....わかったの?




わかってくれたの....?




これまた私の表情を読み取ったのか




ソクジンくんがうんうんと頷くから




軽く手を上げて“よろしく!”って合図すると




「お先に失礼しま〜す...」




って出て来ちゃったけど。




ホントに大丈夫なのかな....?




あんなゼスチャーでわかってたら
ソクジンくんすごくない....?




とりあえずソクジンくんを信じて
休憩室に向かってたら




手前にある喫煙室から出て来た人と
ぶつかりそうになった。




「っ....ごめんなさ、」


「..っすみませ、」


「....」


「....」


「ユンギ、」


「....A、」




....また会っちゃった。




「お疲れ様。もう終わり....?」


「ん、お疲れ。一服したから帰るとこ。
....お前は?」


「私は....ちょっと、」


「ふぅん....」




....何よ。




「....ちょっといいか?」


「え、ちょっ、ユンギ....っ?」




いいともなんとも言ってないのに




ユンギは私の手を引いて歩き出した。




....ユンギが手を掛けたのは




非常階段に続くドアのノブ。




「....っねえ、私ソクジンくんに、」


「え、ソクジンと待ち合わせてんの...?」


「や、違うけど、」


「なんだよ紛らわしいな、」








重たいドアが、ギィ...っと開いた。





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みんみん(プロフ) - ゆかこさん» 元カレ設定突然思い付いちゃったんですけど、なぜかテテといえばユンギ、みたいな法則が私の中で出来上がってるようで...笑 彼には引っ掻き回してもらう予定です。ふふふ...送り狼、どうですかねぇ♪可愛いヌナにテヒョンは耐えられるのか!?←2章をお待ち下さい!笑 (2017年7月3日 11時) (レス) id: 913e7f0df7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかこ(プロフ) - 元カレがユンギでまだ未練あるってかまだ好きとかで、後輩のテヒョンがぐいぐい来てて、送り狼になりそうなならなそうな、なったらいいのにな♪な展開。美味しすぎるし、酔っ払って可愛いとかもうダメです、美味しく召し上がれとしか!!←何を言ってるんでしょうw (2017年7月2日 23時) (レス) id: 9dbe8269b1 (このIDを非表示/違反報告)
みんみん(プロフ) - ゆずちゃんさん» ゆずちゃんさんありがとうございます!テヒョンが送りオオカミになるのかどうか...お楽しみに♪ (2017年7月2日 21時) (レス) id: 913e7f0df7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずちゃん - 続きめちゃくちゃ気になります!更新がんばです! (2017年7月2日 21時) (レス) id: e7a7d4e2ef (このIDを非表示/違反報告)
みんみん(プロフ) - ゆずちゃんさん» ゆずちゃんさんありがとうございます!励みになります♪ (2017年7月1日 17時) (レス) id: 913e7f0df7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みんみん | 作成日時:2017年6月22日 22時

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