これって運命でしょ？

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「....ソクジンさんとは？」


「へ」




ユンギの話は終わったの....？




「....ソクジンさんとも仲良すぎます。
名前....呼び捨てしてるし」


「それは、」


「ソクジンさんも元カレですか....？」


「は」




いやいやそんなの有り得ないから。




ソクジンくんが彼氏とか、




....なくもないのか？




好みじゃないだけでイケメンだし、




うるさいけど優しいし、




背も高いし肩幅広いし。




「....Aさん、」


「....あ、ごめん。
ソクジンくんは全くもって
ありふれた普通の同期だよ....？」




ってなに必死になってんの....。




「ホントですか....？」


「ん、ホント」




....自分でもよくわからない。




なんでだろ。




「ソクジンくんとは....ユンギもだけど、
新人研修の時のオリエンテーションで
同じグループになってね？」


「....はい、」


「ソクジンくんあんなだから気が合ってね？」


「....はい、」




....こんな事まで話しちゃって。




「ほら、ちょっと女子が入ってるっていうか、」


「え、そうなんですか....？」


「あれ、まだ知らない？」


「はい。普通に男の人です」


「...や、」




うん、普通に男の人だよ....？




そっちの人でもなんでもないよ....？




....めんどくさいから言わないけど。




「えーっと、だからね？
話しやすいから仲良くなって、
気が付いたら呼び捨てだったけど
気にならなかったから、」




これはホント。




職場の人なのに違和感の欠片もなかったの。




「だからずっとそのまんま。
深い意味はなんにもないの。
わかった....？」


「....わかりました」


「聞きたい事は....以上？」


「....以上、です」




なんか納得出来ないのかな。




いつものキムテヒョンに戻らない。




「今日....飲みに行く？」


「え」




だからホントになに言ってんの、私。




キムテヒョンにそこまでしなくても、




「....いいんですか？」


「....うん。明日休みだし、」


「明日....会うんですよ？」


「....あ、」


「Aさん....」




いけない。




「忘れてた訳じゃないんだよ？
テヒョンくん元気ないから、」


「え」


「え？」


「....僕の事思って言ってくれたんですか？」


「えっと....まあ、そうね？」


「やっぱりAさん優しい....」








いやいや、普通だと思いますけど....？





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