これって運命でしょ？

39 ページ39

.



「キムテヒョンはよく眠れたっぽいね？ 笑」


「はい、ぐっすりです！」




それはようございました。




ていうか、私が眠れなかったのが、




「Aさんは眠れなかったんですか....？」




....ほら、バレちゃったじゃん。




「....うん、まあね」




ソクジンくんのバカ。




ていうかソクジンくん、
ニヤニヤしすぎだから。




「それって僕のせいですか....？」


「え....や、違うよ？
夜中肌寒くて眠れなかったっていうか
目が覚めちゃったっていうか、」




これもホント。




プラスで眠れなくなった。




「そうなんですか....？」


「そうそう！テヒョンくんのせいじゃないから
気にしないで！」


「でも....」




ていうかなんでそんなに気にするの....？




「ほら、イムAもそう言ってるんだから
気にしない気にしない。笑」


「...はい、」




なんでそんなにしゅんとするのよ....。




「それじゃあAまたね？
ミスに気を付けて休憩マメに取れよ？ 笑」


「うん、ありがと....」


「はい、キムテヒョンも行くよ？」


「あ、はい。Aさんまた、」


「うん...またね、」




なんて言って軽く手を振ったら




キムテヒョンは嬉しそうに笑って
ソクジンくんに付いて行ったけど。




私ってば何やってるんだ....？




またね、なんて言った上に手を振るとか。




....キムテヒョンに傾いてるのかな。




いやいやいや。




いい人だと思うし




気を許せるようになって来たのも
確かだと思うけど




....傾くところまでは行ってない、はず。




「ああ....もう、」





キムテヒョンのバカ。





って私、人の事バカバカ言い過ぎ。






バカって言う方がバカなんだぞ....？







「....ホント、バカだ」









やっぱり私は考え過ぎなのかな....。





.

40→←38

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す