これって運命でしょ？

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なんでかな....。




キムテヒョンには笑ってて欲しいっていうか




キムテヒョンの笑顔がみたいっていうか




とにかく、




沈んでる顔を見たくないって
思ってるのは認める。




それにしたって私、




直接関係もない後輩なのに




ていうかそもそも
終業後に寄り道してるのも
変な話なんだけど、




やっぱり甘すぎでしょ....？




だいたい、




私がキムテヒョンに甘くする理由なんて....




....あるのか？




いやいや、キムテヒョンに好かれたいなら
あるのかも知れないけど




私はそうじゃないんだから、




「Aさん、着きましたよ？ 笑」


「え...」




....ぼーっとしすぎでしょ。




「あ....ごめんね？ わざわざありがとう、」


「部屋の前まで送ります。笑」




そうだった。




この人、玄関前まで送ってくれる人だった....。




「テヒョンは...いつもこうなの？」


「こうなの....って？」


「....部屋の前まで送り届けるのかって事」


「Aさんだけですよ？ 笑」


「え...」


「ここまでしたの、
Aさんが初めてです。笑」


「なんで...？」


「え、だってAさんは
俺の彼女になる人ですから。笑」




ちょっと待って....？




「今までの彼女はどうしてたの....？」


「送った事ないです。笑」


「は」




この人って一体....。




「はい、着きましたよ。笑」


「あ....うん、」




結局やっぱりよくわからない....。




「それじゃあ....気を付けて帰ってね？」


「....はい、」




....ん？




「どうしたの？」


「あの....」


「テヒョン....？」


「やっぱり...ちょっとだけでいいんでキ、」


「ありがとうさようなら」


「え、Aさん....！」







とっとと帰れー！





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