検索窓
今日:30 hit、昨日:6 hit、合計:1,218,556 hit

33 ページ33

.



「....ね、テヒョン、」




キムテヒョンの腕は




一向に緩む気配はない。




....マズい。




全くもってマズい。




男の人のぬくもりなんて数ヶ月ぶりだから




こんな事くらいで、って言われそうだけど




ていうか誰に言われるのかわかんないけど




....このままはマズい。




「....Aさんいい匂い」


「へっ」


「....なんか、変な気分になって来ちゃいました」


「え」


「あの....キスしてもい、」


「だめっっ!」


「え」




もっとマズいでしょなに言っちゃってんのー!?




「いいから離して....っ」


「え、だめですっ」


「なんでっ?」


「Aさんが好きだからです....っ!」


「っ」




....振り出しに戻る。




「....ここ、道端だし恥ずかしいから離して?」


「....恥ずかしいですか?」


「....とっても」


「....」




...離してくれるかな。




「....わかりました」




....よかった、助かった。




キムテヒョンはそう言って




私をそっと離してくれたけど。




「....ごめんなさい」


「....や、そんなに落ち込まなくても、」


「だって、」




しゅんとした大型犬....。




「....別に怒ってないから。
送ってくれるんでしょ....?」


「Aさん....」




気が付いたら




キムテヒョンの頭をヨシヨシと撫でていた。




髪、やっぱりさらさらでいい気持ち。




「俺....子どもじゃないです」


「子どもじゃないの....? 笑」




子どもって言うより大型犬だけどね。




「え....子どもですか?」


「....うん。笑」




どっちにしても、大きすぎるけど。




「....可愛い」


「え」


「Aさん、やっぱりキス、」


「だめっっ!」


「ぃって!」


「あ」








思わず頭、引っぱたいちゃった。





.

34→←32



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (446 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2955人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

みんみん(プロフ) - ゆかこさん» 元カレ設定突然思い付いちゃったんですけど、なぜかテテといえばユンギ、みたいな法則が私の中で出来上がってるようで...笑 彼には引っ掻き回してもらう予定です。ふふふ...送り狼、どうですかねぇ♪可愛いヌナにテヒョンは耐えられるのか!?←2章をお待ち下さい!笑 (2017年7月3日 11時) (レス) id: 913e7f0df7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかこ(プロフ) - 元カレがユンギでまだ未練あるってかまだ好きとかで、後輩のテヒョンがぐいぐい来てて、送り狼になりそうなならなそうな、なったらいいのにな♪な展開。美味しすぎるし、酔っ払って可愛いとかもうダメです、美味しく召し上がれとしか!!←何を言ってるんでしょうw (2017年7月2日 23時) (レス) id: 9dbe8269b1 (このIDを非表示/違反報告)
みんみん(プロフ) - ゆずちゃんさん» ゆずちゃんさんありがとうございます!テヒョンが送りオオカミになるのかどうか...お楽しみに♪ (2017年7月2日 21時) (レス) id: 913e7f0df7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずちゃん - 続きめちゃくちゃ気になります!更新がんばです! (2017年7月2日 21時) (レス) id: e7a7d4e2ef (このIDを非表示/違反報告)
みんみん(プロフ) - ゆずちゃんさん» ゆずちゃんさんありがとうございます!励みになります♪ (2017年7月1日 17時) (レス) id: 913e7f0df7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みんみん | 作成日時:2017年6月22日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。