これって運命でしょ？

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「危ないからだめですって....！」


「今日は全然時間早いから、」


「俺がいるんですから送られて下さい。
じゃないと俺、夜も眠れなくて
気になってカトクしちゃいますよ....？」


「....」




ほらこのギャップ。




グッとくるような事言ったかと思えば




突拍子もない事言い出したり、




突然真剣モードに突入したかと思えば




....可愛い事言ってみたり。




わかって来たつもりだったけど




キムテヒョンてやっぱりなんか掴めない。




「....それじゃあ、送って下さい」


「え」


「え...？」




ホントにこの人ってば。




「Aさん....やっぱり俺からのカトク、
嫌ですか？」


「え...」




そっち....？




「....や、そういう訳じゃないけど、」


「....けど？」




....何この、高い位置からの上目遣い。




そこらの女の子より可愛くない....？




じゃなくて。




「....そんなに心配させちゃうんじゃ、
送ってもらった方がいいかなって、」


「え...」


「....だから、お願いします」


「Aさん....」




私、折れに折れまくってますからね？




ホントに、ここら辺は安全なんだから
わざわざ送ってもらわなくたって、




「やっぱり好きです....！」


「えっ」




また...！？




”好き“は一回言えばわかるっていうか、




「ホントに好きです！大好きです....！」


「や、ちょっとあのね....？、っ」




いやいや！だから何やってんのー！？




「ちょ、離してってば、」


「....やです。
離したくないです....」


「テヒョン、」


「....好きなんです」


「わかったから、」





さっきと違って
間違いなく抱き締められてるから






体格とか匂いとか








いろいろ感じちゃって相当ヤバいんだけど....。





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