これって運命でしょ？

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ソクジンくんめ....。




言いたい事だけ言って帰っちゃってさ？




無責任すぎやしませんか？




他人事だと思って....。




だけどちょっと納得したかも。




”思った事そのまんま口にする“ってやつ。




たまに会話が噛み合わないっぽかったり




自分が言った事なのに
おかしな反応返してみたり。




整理もしないでぽんぽん口にしてたら




そりゃあんなんなるよね....。




社会人として大丈夫なのかなあの人....。




「っていけない、」




待たせてるんだった。




....午後、”またあとで“って言ってたのは
こういう事か。




なんかやっぱりよくわかんない人。




「....あ」




ソクジンくんに聞くの忘れちゃった。




さっき聞きそびれちゃったから
聞こうと思ってたのに。




....キムテヒョンの仕事っぷりを。




だってさ？




”ちゃんと仕事してるんで大丈夫です“




とかなんとか、余裕だったからさ？




実際はどうなのか気になっちゃって。




まあ....まだ大した事はやってないだろうけど




なんかねぇ....？




新人なのに一人別行動取ってたら
心配にもなるじゃない....？




あ、あくまでも先輩としてだからね？




別に他意はないからね？




「....ってだから、」




キムテヒョンが待ってるんだってば。




帰り遅くなっちゃったら悪いもんね。




早く帰れるのなんて新人のうちだけなんだから。




「....よし、」




ログアウトもしたし、




電源落として....っと。




うん、オッケー。




あとはデスクに鍵掛けて




キーボックスに鍵をしまえばもうおしまい。




「お疲れ様でしたー」




デスクの下に突っ込んであるバッグを手にして
オフィスのフロアを出たら、




「お、お疲れー」


「....ユンギ、」


「なんだよ、その顔は」


「....生まれつきです」




あんまり会いたくない人に会っちゃった....。




ていうか、最近会いすぎじゃない？




偶然って恐ろしい....。




「....一人？」


「....違う」


「例の新人....？」


「....まあ、そんなとこ」


「ふぅん....」




....何よそれ。




「まあいいや。んじゃお先ー」


「....お疲れ様」




なんだったんだ....？




変なユンギ。




って今更だけど。





「....あ、いけない、」






ユンギの背中を見送って








キムテヒョンが待つ休憩室に急いだ。





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