これって運命でしょ？

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....最初の印象はどこへやら。




軽くてヘラヘラしてて
こんなヤツはゴメンだよ！




って思ってたのに。




ちょっと強情なところはあるけど




気が利くし




優しいし




律儀できちんとしたいい人だし。




ちょっと不思議系入ってるかも知れないけど




良く言えば素直なんだよね....。




素直すぎるくらい素直。




んでもってストレート。




それから....




イケメンで背もあって




....笑うと可愛い。




これに今、一番ダメージ食らってる。




特に、”へへっ“って笑うと
まあこれが可愛いのなんのって。




....今まで歳下と交流なかったからかな。




だからやられちゃってるのかな。




....キムテヒョン恐るべし。




「こらイムA、何ぼーっとしてんの？ 笑」


「あ、ソクジンくん」


「”あ、ソクジンくん“、じゃないよ。
Aぼーっとしすぎ。笑」


「え、そう？」


「ほら、大丈夫？ 笑」




彼はキム・ソクジン。




私の同期。




ユンギとは正反対の、




いい意味でおちゃらけた人。




....で、このソクジンくんが
新人の教育係だったっていう事実。




同期なのに知らなすぎな私。




....あ、今日のお昼は捕まえててもらいました。




「その後キムテヒョンとどうよ？ 笑」


「どうよ、って....？」


「歓迎会の時めっちゃ迫られてたじゃん。
あれさ、女子以外にも見てた人
結構多いんだよ？ 笑」


「え」




嘘でしょ....？




「ちょっと、そういう事は早く言ってよ」


「みんなして事の成り行きを
見守ってるんだよねー。笑」




見守らなくていいから教えて....！




キムテヒョンと話してるの、




そこかしこで見られてるって事じゃん！




「で、どうなの？ 笑」


「べつに、」


「あら残念。笑」




残念、って何よ、もう....。




「....休憩？」


「うん、そう。
新人達もうすぐ戻って来るんじゃないかな。笑」


「ふぅん....」




ちょっと、聞いてみようかな。




「ね、ソクジンくん、」


「Aさん、お疲れ様です。笑」




出た、キムテヒョン。




「....あぁ、お疲れ様、」




タイミング悪い....。




「みんな戻って来た？」


「はい、戻って来ました。笑」


「ん、それじゃあAまたね？笑」


「うん、お疲れ様ー」


「Aさんまたあとで。笑」


「....お疲れ様ー、」








”またあとで“、ってなに....？





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