これって運命でしょ？

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「Aさん、
仕事モード解除してもいいですか？ 笑」




カフェに入って席に着くなり




キムテヒョンはそう言って来た。




わざわざ聞かなくてもいいのに、
なんて思いながらも




「....うん、いいよ」




って答えたけど。




「ありがとうございます。笑」




まあ....ホント爽やかな笑顔だこと。




お姉さんには眩しすぎます....。




「あの、もう一回言いますけど、
俺本気ですからね？」


「、」




いきなり、それですか....。




「....それなんだけど、」


「Aさんの事が好きです。笑」


「ちょ、」




だから眩しすぎ....




ってそうじゃなくて！




「だから人前であんまりそういう事、」


「....じゃあどこで言えばいいんですか」


「え」


「会社で言っちゃだめ、カフェでもだめ。
言うとこないじゃないですか....」




なんで急に拗ねちゃってんの....？




ていうか可愛い....




....いやいやいや！




気のせい気のせい....！




「....仕方ないでしょ？ 他に接点ないんだし、」


「じゃあ、休みの日とか会ってくれますか？」


「は」




....随分話が飛んじゃってるけど。




「あのさ、私まだテヒョンくんの事
そんなに知らないし、」


「じゃあ知ってください。
ていうかテヒョンって呼んでくださいってば」




....てば、なんて




成人男子にしては可愛すぎやしませんか....？




「Aさん、」


「はいっ」




いけない。なんだっけ。




「俺を知ってもらう為に、
休みの日に会ってください」




そうそう、その話。




「だから、休みの日に会うほど
まだお互い知らないでしょ、って」


「じゃあどうやって知ってくんですか」


「や、だから、」


「俺はいつAさんに
”好き“って言えばいいんですか」


「、あのね？」


「いつ彼女になってくれるんですかっ」


「え」




話が宇宙まで飛んでった。




「こんなに好きなのに....」




また”好き“って言ってる....。




「テヒョンくん、」


「テヒョン、です」


「....テヒョン、」


「はい。笑」




なんなんだこの人は。




「その....改めて聞いてもいい？」


「はい、なんでもどうぞ。笑」




調子狂うわホント....。




「その....私の事、”好き“っていうのは、」


「誓って本気です。 笑」







....わかりましたもういいです。





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